放送内容

#38

コーラ職人 コーラ小林

「コーラ」と聞いて思い浮かぶ、コカ・コーラやペプシコーラ。
そこに自分が作るコーラの名を並べたいと日々奮闘している男がいる。
 
コーラ職人・コーラ小林(33)
 
学生時代は30カ国以上のコーラを飲み歩くほどのコーラマニア。
だが、飲み比べを繰り返すうちに、いつしか自分でもコーラを作りたいという思いを強く持つようになっていた。
大学院を卒業後、大手広告代理店に勤務しながらコーラ作りを探求し、
2018年クラフトコーラ専門店として「伊良コーラ」を立ち上げる。
現在は都内に2店舗を構え、累計100万杯以上も売り上げた。
 
一般的に、コーラは数種類のスパイスと柑橘類などで作られているが、「伊良コーラ」はコーラの木の果実であるコーラナッツをはじめ、カルダモンやナツメグなどの10種類以上のスパイスと柑橘類で作られており、刺激的で味に深みとコクがある。
また、和漢方職人であった祖父の影響から、「天然の原料」にこだわり、添加物を極力使わない「健康志向のコーラ」であることも特徴だ。
 
2022年6月からは「日本を、飲む」と題して、日本各地の名産品をベースにしたコーラをほぼ毎月1種類商品開発し期間限定で発売している。そのラインナップは山梨の桃、東京のさくらけむしのフン、島根の山茶など、ユニークなものばかり。自ら日本全国を駆け巡り新しい味わいのコーラを探し続けているのだ。
 
コカ、ペプシ、イヨシ。
そう呼ばれることを目標に、情熱を注いでいる職人・コーラ小林に密着した。