放送内容

#5

落語家 桂二葉

落語家 桂二葉 35歳。
 
マッシュルームヘアーと独特な甲高い声がトレードマークの、
今飛ぶ鳥を落とす勢いの若手落語家だ。
 
二葉が「落語」に魅了されたきっかけは、たまたまつけたテレビに映っていた笑福亭鶴瓶師匠の姿。落語の知識など全くなかった二葉は、偶然の出会いを機にどんどんと落語へのめり込んでいき、次第に「自分もやってみたい」と思うようになっていく。
スーパーマーケットの正社員として働いていたが、ついに落語家になることを決意。
何度断られても折れずに弟子入りを志願し続け、ようやく入ることが叶った落語の世界。
しかし、演じ手も登場人物もほとんどが男性で構成される落語の世界で、
女性である二葉が活躍するのは決して容易なことではなかった。
 
それでもひたすら落語に向き合い続け、2021年には若手落語家の登竜門『NHK新人落語大賞』で女性落語家として初めて大賞に輝く。審査員全てが満点をつけての圧倒的な優勝だった。
 
現在、入門11年目。
大阪を代表する寄席、動楽亭や繁昌亭で精力的に高座に上がりながら、腕を磨いている。
 
そんな二葉が自ら企画したのが、東京での独演会。
東西のお笑い文化の壁を乗り越え、客を笑いの渦へ巻き込むことはできるのか?