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パイロット 荻政二


番組概要
自分流~“知”の探求者たち~
これは、志を持って『自分流』の探求をする人々に密着するドキュメンタリー番組です。
研究者・芸術家・アスリート・お笑い芸人・・・など、
世の中には多くの、何か一つの事に打ち込み探求する人々がいます。
その探求の花が咲いた時、探求の成果は、多くの人々の目に触れることとなりますが、
今、この瞬間も人知れず、辛く厳しい探求の日々を送っている人々が多く居ます。
そして、そこには我々が普段目にすることのない、熱い想いがあふれています。
この番組は、志のある探求を行う人々を毎回主人公として紹介。
今をときめく著名な人物から、これまで陽の当たることのなかった人物まで、その“熱い探求心” と“流儀”を取り上げる番組です。
日本航空のパイロットとして30年以上のキャリアを持つ荻政二(60)。世界中の空を飛び続け、これまでに操縦した総飛行時間は1万時間を超える。操縦桿を握るその手には、数えきれない旅の記憶と、乗客の命を預かる責任が刻まれている。
「飛行機を飛ばしたい」それは、幼い頃からの憧れだった。航空大学校を卒業して日本航空に入社すると、厳しい訓練を経て38歳で機長へと昇格し、夢をかなえた。
しかし2010年、会社は経営破綻。大きな試練に直面する中、荻はパイロットとして、安全面の意識も生まれ変わる機会ととらえた。仲間とともに、より安全でまた乗りたいと思われる航空会社を目指そうと、新たに700項目にも及ぶチェックリストを作成。社内で賛同者を増やし、実際に運用されることになった。その改革は日本航空再建に大きく寄与したと評価されている。
刻一刻と変化する天候下において1つとして同じフライトはない。それでも荻は「いかに飛行機を揺らさないか」を第一に考え、万全の事前準備と冷静な心で、安全なフライトを実現させている。その技術と経験は、若手パイロットたちにとって大きな指針。現在は、パイロットを指導する教官を育成する立場としても活躍している。
パイロットとして、そして指導者として今日も変わらず水平線の先を見つめる荻政二。その日々の仕事に迫った。