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#496

秋吉久美子(女優)

ゲスト×インタビュアー
秋吉久美子(女優)× 舘野晴彦(編集者)

1954年、静岡県富士宮市で生まれた。小学1年から、水産試験場で働く父の赴任先、福島県いわき市で少女期を過ごす。母と2歳年下の妹の4人暮らし。本好きの父の影響で、幼い頃から大人顔負けの文学少女だったそうだ。高校3年の時、文芸クラブの部長を務めた秋吉は、積極的に文集を創作し、早熟な小説や詩を書いている。
今回、当時の詩と小説を朗読してくれた。

文学に明け暮れていた秋吉だが、高校3年の時、映画「旅の重さ」で女優デビュー。
何でも、度重なる妹のお告げのような言葉が秋吉を女優の世界へと導いたという。

1974年、秋吉久美子はヒット作に巡り合う。映画『赤ちょうちん』『妹』『バージンブルース』…19歳で異色の青春映画3部作の主演を務めた。蠱惑的な演技に大胆な
ヌードは、若者たちの心を揺さぶり、一躍「シラケ世代の寵児」として注目を集めた。一方、堂々と振る舞う秋吉の言動は、マスコミに「生意気な女優」とレッテルを貼られてしまう。ヒット映画の舞台裏、「子どもはタマゴで産みたい」発言の真意を語る。

女優生活48年。これまで数々の国民的ドラマや映画に出演し、錚々たる名優とタッグを組んで来た。1977年公開の映画『八甲田山』では、高倉健の部隊を案内する
村娘。1987年には国民的映画『男はつらいよ』のマドンナに抜擢。今は亡き、高倉健、渥美清との思い出とは?
インタビュアーは、編集者 舘野晴彦