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#492

山崎ハコ(シンガーソングライター)

ゲスト×インタビュアー
山崎ハコ(シンガーソングライター)× 石原正康(編集者)

1957年、大分県日田市に生まれる。祖父母と両親、兄の3世代家族。中学を卒業した頃、実家の小料理店の経営が失敗し、一家は横浜へ移り住む。転機は高校1年の時。ラジオ局が主催するフォークコンテストで自ら作った歌が特別賞を受賞。
15歳が綴った詞とは到底信じがたい「影が見えない」。その誕生秘話を語る。

山崎はスカウトされる形で1975年、高校3年の時、「飛びます」で歌手デビュー。
一躍、異彩のフォークシンガーとして一世を風靡するが、18歳の山崎は風呂なしのアパートに住まわされ、ギャラも貰えなかったという。また、本来の明るい性格は、歌の世界観に合わないと封印され、デビュー以来、20年以上、『暗い、話さない、人間嫌い』という事務所のイメージ戦略を守り続けることになる。

デビューから22年、40歳になった山崎は思わぬ逆境に立たされる。所属していた事務所が倒産。路頭に迷いどん底にいた山崎を救ってくれたのが、原田芳雄と渡辺えりだった。恩人2人との出会いから、今も胸に残る言葉を教えてくれた。
今回は「ザ・インタビュー」のために昭和の名曲を熱唱!五木寛之原作の映画「青春の門」の主題歌「織江の唄」、「気分を変えて」。2012年日本レコード大賞優秀アルバム賞を受賞した「縁―えにしー」。聴く者の魂を抱きしめる歌の数々をお楽しみに!