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#483

三宅裕司(喜劇役者)

ゲスト×インタビュアー
三宅裕司(喜劇役者)× 小島慶子(タレント、エッセイスト)

1951年、東京は神田神保町に生まれる。チャキチャキの江戸っ子で日本舞踊を嗜む母と、国鉄の技術研究所に勤めていた寡黙な父。三宅は両親のDNAをバランス良く
受け継いでいた。収録現場では、昭和30年代初め、幼い三宅の姿が映る貴重な映像を見せてくれた。
1970年、明治大学に進学すると、落語研究会に入部。四代目・紫紺亭志い朝の名で早くも非凡な才能を覗かせた。そして三宅の跡を継いだ五代目と六代目は、今も芸能界で大活躍するあの人たちだった。

1979年、28歳の時、劇団SETを結成。「ミュージカル・アクション・コメディ」を標榜する劇団SETは、一躍人気劇団へと成長。寺脇康文、岸谷五朗もSET出身。
2人が三宅に退団を告げた時の舞台裏を教えてくれた。

2004年には、かつてコント番組で共演していた旧知の先輩・伊東四朗と、東京の笑い、『東京喜劇』を盛り上げようと伊東四朗一座を結成。伊東四朗が不在の時は、熱海五郎一座と名を変え、三宅が座長になる。

還暦を迎えた三宅は、思わぬ大病を患った。腰部脊柱管狭窄症。
突如襲われた下半身の麻痺、涙の復活公演の舞台裏、大病を乗り越え、新たに見つめ
直した人生観も語る。さらに三宅の名を全国区にした伝説のラジオ番組「ヤングパラダイス」の爆笑秘話も! 芸能生活41年。三宅裕司の魅力に迫る!
インタビュアーは、タレント、エッセイスト 小島慶子