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#478

丘 みどり(演歌歌手)

ゲスト×インタビュアー
丘 みどり(演歌歌手)× 舘野晴彦(編集者)

新型コロナウイルスの自粛期間中、16名のアーティストが坂本九の名曲「上を向いて歩こう」を歌い繋ぎ、世の中は勇気づけられた。こんな時だからこそ、みんなで歌って元気になってもらおうという思いに、丘も賛同し参加している。

兵庫県姫路市生まれ。歌との出会いは5歳の時。人見知りを克服する為、通い始めたのが民謡教室だったという。演歌好きの祖母の影響で、幼少の頃の好きな歌手は鳥羽一郎という根っからの演歌少女。

18歳の時、演歌歌手に憧れてオーディションに応募し合格。しかし、演歌歌手ではなくアイドルとしてデビューだった。当時、経験した過酷な日々を振り返る。

その後、1年でアイドルグループを脱退し、歌の基礎を1から学び直すため、音楽の専門学校へ通う。その時カラオケ番組に出演したことをきっかけにスカウトされ、念願の演歌歌手デビューが叶う。しかし事務所から手渡された衣装に衝撃を受ける。その意外な衣装とは!?

デビューした翌年、誰よりも応援をしてくれていた母が癌を発症。全ての歌手活動休止を決意し看病に専念した。母を看取った後、歌手活動を復帰するも鳴かず飛ばずの日々が続いていたが、2016年、最後のチャンスと意を決し、単身上京。すると、「霧の川」がヒット。その翌年にリリースした「佐渡の夕笛」も大ヒットし、NHK紅白歌合戦への出場も果たす。

近年、力をいれているのが、歌の主人公になって演じるコンサート「演魅」。昭和歌謡曲からロックまでと、そのジャンルは幅広い。笑顔と歌声の詰まったコンサート映像と共に丘みどりの魅力を届ける貴重な1時間。

インタビュアーは、編集者 舘野晴彦