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#453

武 豊(騎手)

ゲスト×インタビュアー
武 豊(騎手)×舘野晴彦(編集者)

1969年3月15日、京都府で生まれる。父親は1163勝の成績を残した騎手、武邦彦。子どもごころに父親の活躍する姿に憧れていた少年は、17歳で騎手デビュー。デビュー戦5戦目に初勝利し、その年に新人騎手最多勝記録を更新する。
武は多くの名馬と勝利を築いてきた。1990年、名馬オグリキャップへの騎乗依頼が舞い込んできた時には、大人気の名馬を任されたプレッシャーがあったという。同年、17万人以上のファンが駆けつけたと言われる、引退レースにも共に臨んだ。そして今年、この世を去ったディープインパクト。武の騎手人生の中で、特別な存在だったというディープインパクトについても語る。
2010年、輝かしい騎手人生に影がさす。レース中に落馬して骨折し、復帰後も不振の日々が続いた当時の心境を振り返る。その後、競馬界に大きく返り咲いたのは2013年。ディープインパクトの仔、キズナに騎乗して日本ダービーを制覇した。そして2017年の有馬記念では、キタサンブラックのラストランを有終の美で飾る。オーナー・北島三郎への武の思いとは…?
武は海外競馬にも積極的に参加。特に世界最高峰レース、凱旋門賞への思いは格別だと言う。これまで8度出場してきたが、いまだ勝利には恵まれていない。そのまだ見ぬ凱旋門賞制覇の夢を語る。
プライベートでも競馬場がある場所へ行くという武。海外で馬券を購入することもあるそうだが、当たらないという。「レースを当てるファンが凄いな」と、意外な一面も見せる。
今回のインタビューは、昭和・平成・令和と3元号GⅠレースを制するという偉業を成し遂げた4日後に、その舞台ともなった京都競馬場で行われた。武が語る競馬界の未来、今後の夢とは!? レジェンド武豊が名馬と築いてきた勝利の軌跡を追った1時間。