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#424

髙橋大輔(フィギュアスケーター)

ゲスト×インタビュアー
髙橋大輔(フィギュアスケーター)× 宮嶋泰子(テレビ朝日スポーツコメンテーター)

1986年、岡山県で4人兄弟の末っ子として生まれる。初めてスケートに触れたのは8歳のとき。自宅の近くにスケートリンクがオープンしたこともあり、たちまちフィギュアスケートにのめり込んだ。当時の貴重な映像も残っており、髙橋大輔の原点を語ってもらった。
流れるようなステップが生む、類い稀な表現力は同世代でも群を抜き、15歳で世界ジュニア選手権を制覇。日本を代表するトップスケーターへと成長する。しかし2008年、右膝靭帯断裂という大ケガでシーズン1年を全休。過酷なリハビリの日々は、あまりにも単調で地道な運動ばかり…。リハビリに行かなかったこともあったという髙橋の支えとなったのは、見返してやるという反骨心だった。穏やかな表情で、その時の思いを正直に語る。
ケガを乗り越えた髙橋は、2010年、バンクーバー五輪に出場。日本男子で初めてメダルを獲得した。この時の演技は日本中を感動させたが、実はコンディションが万全ではなく、偶然、この試合だけ見事に演じきれたという。当時の思いを隠すことなく、教えてくれた。
2014年のソチ五輪の後、現役を引退した髙橋はダンスショーにも挑戦。リンクとは勝手が違う舞台に、戸惑いながらも新たな発見もあったという。2017年には歌舞伎を題材にしたアイスショーに出演。テレビキャスターとして、五輪の取材にも出かけた。スケートの次は何をやるのか? 何がやれるのか? 自分を試していたという。己の将来を懸命に模索し、現役復帰への思いが兆したのはこの頃だという。そこにはどんな決断があったのか? 何が背中を押したのか? その真実を語る。