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#417

千昌夫(歌手)

ゲスト×インタビュアー
千昌夫(歌手)× 石原正康(編集者)

1947年4月8日、岩手県陸前高田市に生まれる。歌手を志したのは高校生のとき。1960年当時、遠藤実といえば「からたち日記」「アキラのズンドコ節」「高校三年生」など、ヒット曲を連発する新進気鋭の作曲家だった。そんなヒットメーカーに、千はなぜ弟子入りできたのか? そして今だから笑って話せるという、初対面のエピソードとは?
17歳で遠藤実の弟子となった千は、1965年、歌手デビューを果たす。最初のヒットはデビューから2年後、「星影のワルツ」だったが、このヒットの裏には千ならではのエピソードが隠されていた。1年以上をかけてミリオンセラーにまで生まれ変わらせた千昌夫流「ヒット曲の作り方」とは?
歌手・千昌夫の代表曲といえば、1977年、29歳で発表した「北国の春」。作曲はもちろん遠藤実。ヨレヨレのコートにボストンバッグを持ちながら歌ったこの曲で、千は6度もNHK紅白歌合戦に出場している。この名曲の舞台裏を、遠藤が愛した鰻重を食べながら、懐かしそうに明かしてくれた。
多くのヒット曲を歌い続けてきた千昌夫にとっても、歌の存在価値を改めて感じた出来事があるという。それは、2011年の東日本大震災…。千の故郷、岩手県陸前高田市は甚大な被害を受けた。千は何度も故郷に足を運び、自身の歌声で被災地にエールを送り続けている。そこで感じた歌の力とは…?
古希を過ぎた千昌夫。最後に自身の人生を振り返ってもらうと…少し考えた後、千は少し恥ずかしそうにしながらも、本音を語ってくれた。長い歌手人生、いま改めて振り返り、千昌夫が思うこととは…?