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#409

THE ALFEE(ミュージシャン)

ゲスト×インタビュアー
THE ALFEE(ミュージシャン)× 宮嶋泰子(テレビ朝日スポーツコメンテーター)

インタビューの舞台は東京・原宿。かつて高見沢がアパート暮らしをしていた頃、この街で名曲「メリーアン」が生まれたのだという。若き日を懐かしみながらインタビューが始まる。
美しい顔立ちにロングヘアーでエレキギターをかき鳴らす高見沢俊彦。アコースティックギターを担当し音楽の知識は随一、軽妙なトーク術を持つ坂崎幸之助。スーツ姿にサングラス、誰もが聴き惚れる歌声の桜井賢。3人の個性はわかりやすくバラバラだ。一体どのような音楽を聴いてきて、3人が一緒に活動するようになったのか? 思い出の名盤を手に、グループの音楽ルーツを詳しく教えてくれた。
アマチュアの世界で誰もが知る実力者だった3人のデビューは1974年。しかし、そこから最初のヒット曲「メリーアン」が生まれるまで、実に9年間の売れない時期を過ごしている。疑問符がいつも頭の中にあったという新人時代、レコード会社との契約を破棄するきっかけとなった幻の一曲、ライブと楽曲制作に没頭した日々のこと…現在の3人からは想像できない秘話の数々が明かされる。
地道なライブ活動と楽曲制作を続けていくうちに、ヒット曲がないにも関わらず1983年には武道館公演を行えるほど人気が高まっていた。その武道館公演直前、一枚のシングル曲を発表する。それがのちに大ヒットする「メリーアン」だった。高見沢曰く「売れるとは思っていない興味のない一曲だった」…ヒット曲誕生の裏に一体どんなエピソードが隠されているのか?
THE ALFEEといえば毎年必ず全国を回る“ライブ”を大切にしてきたグループ。これまでに開催したライブの数は通算2700本を突破。もちろん日本のバンドで最多の数だ。なぜそんなにも多くのライブを開催するのか? その魅力は何なのか? 3人は、ライブに込めた想いを明かしてくれた。
そして「なぜ45年も一緒にいられるのか? 解散しないのか?」。この質問に対する答えは、少し意外なものだった。青春時代を今なお生きているかのように笑顔でふざけ合い、真剣に音楽に向き合っている姿…グループの清々しさがそこにはあった。