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#403

猪瀬直樹(作家)

ゲスト×インタビュアー
猪瀬直樹(作家)× 宮嶋泰子(テレビ朝日スポーツコメンテーター)

政治家になるつもりはなかったが、道路公団の民営化を訴えた事から、小泉純一郎元総理に要請され政治の世界へ。道路公団民営化を実現した手腕を見込まれ、今度は石原慎太郎元都知事に都政へと誘われる。作家から期せずして政治の世界へと巻き込まれた自分を「政治家ではなくプランナー」と位置づける。

都議会との攻防の中、印象に残る鞄に5000万円を入れようとして入らず焦る
猪瀬の姿…あの顛末は一体なんだったのか…?政界を退き五年、当時の自らを振り返る。

今年五月、なんと14歳も下の女性と婚約を発表、注目を浴びた猪瀬。
しかもその馴れ初めは、かなり異色の出会いだったらしい。
自分は政治家ではないと語る元都知事の波乱の生涯に迫る。
 
2人の変人 小泉純一郎と石原慎太郎
作家だった猪瀬を政治の場へと誘ったのは、小泉元総理と石原元都知事の2人である。
猪瀬は2人について「変人だった」と振り返る。自らも変人だと自認しているそうだが
三人の変人には共通項があり、それこそが改革の原動力だった。その共通項とは?
 
道路公団民営化のきっかけはラーメン!?
作品の最も根底には「疑問を持つ事」があるという猪瀬。道路公団民営化もスタートには「なぜサービスエリアのラーメンは不味いのか?」「なぜ100Mごとに橋が掛けられた場所があるのか?」という疑問があったという。もしラーメンが不味くなかったら、もしかしたら道路公団民営化は無かったかもしれない?
 
鞄に5000万円を振り返る
東京五輪招致決定を勝ち取り凱旋した猪瀬を待っていたのは、都議会による追及だった。違法献金だ!いや個人的借入金だ!という攻防の中で印象に残る、鞄と5千万円のやりとり。あれから5年経ち、あの時の事を自ら振り返る。
 
婚約者は14歳差。驚きの出会いとは?
40年連れ添った最愛の妻を亡くして五年…今年5月に婚約を発表したお相手は、画家の蜷川有紀さん。あの演出家蜷川幸雄さんの姪で、舞台や映画で女優としても活躍した。初対面の印象を聞いた宮嶋に「出会って30分で同棲について発言があった」と驚きの証言をする。一番のファンを自認する蜷川さんから見た素顔の猪瀬直樹とは?
 
作家として地位を確立していた猪瀬が、政治の世界に行ったのは決して自ら望んだ事ではなかった。だが結果は史上最高得票数での都知事当選。そしてたった一年で追いやられた。しかもその直前には最愛の妻が急逝していた。激動の人生を送ってきた猪瀬を支えてきた物は何か?知られざる苦悩を解明してゆく。