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#388

三遊亭円楽(落語家)

ゲスト×インタビュアー
三遊亭円楽(落語家)× 舘野晴彦(編集者)

1950年、東京都墨田区に生まれ、両親と2つ違いの兄との4人家族。水上警察に勤める父が落語好きということもあり、幼い頃から落語に親しみ、寄席通いを行っていたという。
1968年、青山学院大学に入学し、落語研究会に所属する。折しも学生運動が激しさを増した時代、闘争にも足を運んだ。実はこの学生運動がキッカケで落語の道に進むことを決意したという。その理由とは?
大学2年生のとき、運命を大きく変える人物と出会う。先代、五代目三遊亭圓楽だ。カバン持ちを探していると聞きつけ、面談を受けて合格。実は、ふるいにかけて選ばれたという。
1年の付き人生活を経て先代圓楽に入門。師弟関係は40年にも及ぶ。今でも忘れられないのが、先代圓楽の予測不能の言動。その驚くべき言動とは?
1977年、国民的娯楽番組「笑点」のレギュラーに抜擢される。レギュラー決定当時の意外な舞台裏とは…? また、笑点でお馴染みの座布団の“知られざる秘密”や笑点メンバーで気を付けている“人気の極意”、そして父親のように慕ってきた桂歌丸への思いも語ってくれた。
今回のインタビューは、東京・深川にある和食と中華が味わえる料理店で行われた。厚焼き玉子と深川めしのセットがお気に入りだという、円楽20年来の行きつけの店で、その落語家人生をゆったりと聞いた。