バックナンバー

#382

風見しんご(タレント)

ゲスト×インタビュアー
風見しんご(タレント)× 小島慶子(タレント、エッセイスト)

1962年10月10日、広島県生まれ。1981年、成蹊大学に入学し上京。原宿の歩行者天国でパフォーマンスをしていた哀川翔に憧れ、「劇男・零心会(のちの一世風靡)」のメンバーに。
1982年、テレビ番組「欽ちゃんの週刊欽曜日」のオーディションで萩本欽一に挨拶すると「元気だね、合格」とあっさり選ばれてしまう。しかし受かってからが大変だったという風見。その驚くべき内容とは…。
1983年、「僕笑っちゃいます」で歌手デビュー。4曲目の「涙のtake a chance」では、ブレイクダンスをテレビで初めて披露し日本にブレイクダンスを広めた。しかしこのヒットの背景には、師匠・萩本欽一に迷惑をかけたある出来事があったという。
1994年に結婚し2人の女の子を授かる。しかし2007年、長女が交通事故にあい10歳の若さで亡くなってしまう。事故現場は自宅からわずか150mほどの交差点。現場で長女を探したが姿がなかったという風見。無意識にトラックの下を覗き込むとそこに娘の足が見えた…と、事故当時の様子、そして、今も忘れ得ぬ長女への想いを涙ながらに語った。
長女が亡くなった翌年、妻が長男を妊娠、しかし発達に不具合があり死産してしまう。そんな長男に対し風見が語った感謝の言葉とは…。
そして現在、次女は舞台女優を目指しアメリカで芝居やダンスを学んでおり、妻も一緒にアメリカに渡ったため、風見は逆単身赴任中。次女が舞台女優を目指すキッカケには萩本欽一との約束があるそうだ。「3人の子供たちの中で次女だけになりましたから次女だけはどうやってでも育ててやらないといけない」と誓う風見。家族との絆、子供たちへの愛情を改めて考えさせられるインタビューとなった。