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#377

大野雄二(作曲家・ジャズピアニスト)

ゲスト×インタビュアー
大野雄二(作曲家・ジャズピアニスト)× 下平さやか(テレビ朝日アナウンサー)
 
世代を超えて愛されるアニメ「ルパン三世」のテーマ、
高視聴率を記録したテレビドラマ「石立鉄男シリーズ」、
そして、社会現象にまでなった角川映画「犬神家の一族」「人間の証明」「野生の証明」などなど…
今なお記憶に残る音楽は、今回のゲスト、作曲家でありジャズピアニスト・大野雄二の手によって生み出された。
普段は、ほぼテレビ出演をすることがない大野が一体何を語ったのか…。

昭和16年、静岡県熱海市に生まれた大野雄二。
慶應大学時代、ビッグバンドの名門「ライト・ミュージック・ソサエティ」に所属。
若くしてピアニスト・大野雄二の名は広く知られることとなる。何より大野が特別だったのが、音楽に対する探究心、そして独自の練習方法だっ
た。
大野が明かすマニアックな音色の研究、そしてインタビュアーも驚いた“スポ根漫画顔負けのトレーニング法”とは…。

大学4年からプロとして活動した大野だが、6年ほどが過ぎた時、CM曲の作曲を依頼される。
大野の音楽知識とプロでの経験は印象深い作品を作り上げ、数年後には年間200曲を作曲するほどの売れっ子CM作曲家となっていた。
大野は作曲家誕生の瞬間、そして“売れる曲”“CM曲のトリック”について実演を交え詳しく語った。

CM作曲と同時に、テレビドラマ音楽も手がけていた大野は、
1977年、あの「ルパン三世」を手がけるようになる。ルパンの楽曲がなぜ愛されるのか?
大野はいかにして作曲を行ったのか…?そして今回、大野はインタビュアー下平のためにジャズ風の「ルパン三世のテーマ」をピアノで披露する。

現在76歳…実は数年前からジャズピアニストに回帰し、作曲活動は抑えつつ、精力的にライブ活動を続けている。
様々な活動を経て、たどり着いたジャズのステージ。大野の気持ちの変化とは?そしてこれからの大野雄二はどこに向かうのか?

日本の音楽史に燦然と名を刻む音楽家の貴重なエピソードと、音楽に対する考え方。まさしくゴールドディスクのような保存版の1時間。