バックナンバー

#358

和田アキ子(歌手)

ゲスト×インタビュアー
和田アキ子(歌手)× 宮嶋泰子(テレビ朝日スポーツコメンテーター)

1950年、大阪市生まれ。柔道の町道場を主宰する父親に、6歳のころから柔道を教え込まれた。学校から帰ると、毎日100畳もある道場の掃除をするのが日課だった。何ごとにも厳しい父親から激しい体罰を受けることもあったという。
中学に入ると親に反発し、家出を繰り返すようになる。道行く人に因縁をつけてはけんかに明け暮れ、“ミナミのアコ”と恐れられた。
そのころから、仲間たちとたむろしていたジャズ喫茶で、飛び入りで洋楽を歌い始める。パンチのある歌声は評判となり、芸能事務所ホリプロからスカウトがかかった。そして17歳で上京するも、下積み時代は「いつも“金欠状態”だった」と当時を振り返る。
デビューから2曲目、「どしゃぶりの雨の中で」がヒットを記録し、スターの仲間入りを果たす。31歳の時にはドラマ出演で出会ったカメラマンの飯塚浩司さんと結婚。子どもを切望していた和田だったが、結婚から2カ月後、子宮がんが見つかった。和田は、自分に相談なく手術の同意書にサインをした夫につらくあたったという。当時の、和田の心境とは? そして、子どもよりも妻の命が何より大事だった、という夫の思いを知り、和田自身の中に芽生えた気持ちとは?
今回のインタビューに先立ち、「何でも話す」と意気込みを見せた和田。今月25日には、デビュー50周年の節目を迎える。名曲「あの鐘を鳴らすのはあなた」の歌詞に込められた思いなど、デビューから半世紀を機に、改めて自らの人生を振り返る。和田の人を引きつけてやまないその魅力はどこから湧き出てくるのか? 歯に衣着せぬ物言いながら、芸能界の第一線で活躍してこられた訳とは?
インタビュアーを務めるのは、テレビ朝日スポーツコメンテーターの宮嶋泰子。涙と笑いに包まれた濃密な1時間!