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#353

中村雅俊(俳優、歌手)

ゲスト×インタビュアー
中村雅俊(俳優、歌手)×森下康樹(編集者)

俳優としてだけでなく、歌手としても40年以上にわたって第一線で活躍してきた。中村がトップランナーとして走り続けてこられた、その理由とは?
大学卒業後、文学座に在籍していた中村が、ドラマ「われら青春!」の主役に大抜てきされたのは1974年のこと。さらに、ドラマの挿入歌「ふれあい」で歌手デビューすると、それが100万枚を超える大ヒットとなり、一躍その名を全国に知らしめた。その後、「俺たちの勲章」「俺たちの旅」「ゆうひが丘の総理大臣」など、次々と連続ドラマに出演。さらに「恋人も濡れる街角」など、ヒット曲も数多く世に送り出してきた。
現在は俳優として、海外映画など数々の話題作に出演。歌手として積み重ねてきたコンサートツアーも今年1500回を突破する。これまでスター街道をまっしぐらに駆け抜けてきた中村も今年66歳。華やかな活躍の裏には、一体どんな物語があったのか?
1951年、宮城県女川町生まれ。小さいながらも活気ある港町で育った中村は、愉快で気のいいやんちゃな少年だったという。母・やい子さんは、4歳で死別した父に代わって、3人の子供たちを食べさせるために、八百屋や飲食店などを営み、一生懸命働く人だった。そんな母も昨年、94歳で死去。中村に大きな影響を与え続けた母との感動秘話とは? そして、東日本大震災から6年。町の8割が壊滅した故郷・女川では、今も慰問やライブ活動を行っている。中村雅俊は、なぜ歩みを止めないのか? なぜ今も人々に支持され続けるのか? 知られざる中村雅俊の素顔が明かされる!