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#120

昭和歌謡の巨人たち!

昭和の戦前、戦中、戦後、常に多くの人々に寄り添い、未来への夢と希望を与え続けたのが「昭和歌謡」。多くの人々の心を捉え、昭和歌謡に大きな足跡を残した作曲家・吉田正、遠藤実、船村徹、そして、作詞家・岩谷時子。この4人が作った魅力あふれるヒット曲にスポットを当て、多彩な関係者の証言を基に、激動の昭和を生きた4人の生涯を浮き彫りにする。
 
【作曲家・吉田正】 戦後歌謡の申し子
名曲「異国の丘」は、戦争、過酷なシベリア抑留生活から生まれ、多くの人々の共感を呼んだ。また、ムード歌謡の元祖「有楽町で逢いましょう」や、青春歌謡の傑作「いつでも夢を」などは、それまでの歌謡曲にない戦後歌謡の世界を切り開いた。時代を射止めた吉田メロディの神髄とは?
 
【作曲家・遠藤実】 郷愁歌謡のヒットメーカー
遠藤が作り出す、親しみやすく美しいメロディーは、苦難と貧困の中で磨かれた。流しをしながらチャンスを待ち作曲家になり、島倉千代子の「からたち日記」でヒットメーカーに。「星影のワルツ」「北国の春」「雪椿」は、誰もが持つ郷愁の思いを歌に込めた。人の心に明かりをともし続けた遠藤の歌謡と人生とは?
 
【作詞家・岩谷時子】 女流作詞家の先駆者
独自の発想で洗練された世界を築いた岩谷。伝説の歌姫・越路吹雪との二人三脚で築いた「愛の讃歌」のほか、「君といつまでも」「夜明けのうた」「恋の季節」など、大ヒット曲を生んだ作詞家の素顔とは? 愛と優しさにあふれた岩谷の作詞家人生をたどる。
 
【作曲家・船村徹】 心に染みる望郷歌謡の先駆け
地方出身で都会に出てどん底の暮らしを経験し、望郷歌謡「別れの一本杉」を親友と共に作った。そして「東京だよおっ母さん」「王将」「矢切の渡し」で、大衆の心に寄り添う大ヒット曲を世に送り出した。女王・美空ひばりと取り組んだ名曲「みだれ髪」の誕生秘話とは?