放送内容

#93

下関ゴルフ倶楽部(前編)

山口県下関市にある「下関ゴルフ倶楽部」を探訪。
日本海のすぐそばにあり、吹き付ける海風や、その海風によって傾いた松が至る所にせり出す本格的なリンクスコースです。
非常にきめの細かい近くのビーチの砂をバンカーに使うなど、自然を活かし戦略性を備えたコースに福田正博が挑みます!
さらに地元・下関自慢の郷土料理もたっぷりと紹介します。
 
【出演】
福田正博
井上沙紀(プロゴルファー)

 


 

山口県 下関ゴルフ倶楽部
山口県下関市にある、伝説のアマチュアが腕を磨いたリンクスコース。
1956年に開場し、18ホール/Par72/7002Y。これまで日本オープンを2度開催している。
設計したのは、西の名匠・上田治氏。前身のクラブは別の場所にあったが、上田氏が海辺の土地を指定し、造り上げた。
クラブハウスには伝説のアマチュアゴルファー・中部銀次郎氏の戦歴が残されている。’67西日本オープンではプロも出場するなか優勝するなど「プロより強いアマ」と呼ばれた。
コースの特徴をコース委員長の平田祐三さんに伺うと、海が目線と同じところにあるので風景を楽しんでもらいたい。また、深いアリソンバンカーが売りなのだそう。

 

<施設情報>
・住所:〒759-6312 山口県下関市豊浦町黒井850
・電話:083-772-0206
・公式サイト:https://shimonoseki-gc.jp/

 

近隣スポット「元祖瓦そば たかせ」
山口県の郷土料理「瓦そば」発祥の店。かつて、薩摩の兵士が肉などを瓦で焼いて食べたという話をヒントに、この店の創業者が考案した。

 

<施設情報>
・住所:〒 759-6301 山口県下関市豊浦町大字川棚5437
・電話:083-772-2680
・公式サイト:https://www.kawarasoba.jp/index.php

 

近隣スポット「角島大橋」
山口県屈指の絶景スポット。コバルトブルーの海が広がる景色はCMや映画の撮影でも使用され、観光名所となっている。

 

<スポット情報>
・住所:山口県下関市豊北町神田~角島
・電話:083-786-0234(豊北総合支所地域政策課)
・URL(山口県観光サイト):https://yamaguchi-tourism.jp/spot/detail_11030.html

 

今回の探訪者:福田正博さん、井上沙紀プロ
今回探訪するゴルフ好きはサッカー解説者の福田正博さん。ゴルフ歴19年で、ベストスコアは79。共にラウンドするのは井上沙紀プロ。坂田塾出身で、得意なクラブはウェッジ。ティーチングプロとして福岡を拠点に活躍している。
ゴルフ場の特徴を解説するのは江ヶ崎忠晴さん。ゴルフ歴34年で、ベストスコアは73、ラウンドしたゴルフ場は1130コース。

 

<キャディー>
・桝井星子さん(福田さん担当/キャディー歴20年)
・田村奈美さん(井上プロ担当/キャディー歴12年)

 

海を間近に感じられるコースの特徴
フェアウェーの下はビーチと同じ砂地で水捌けが良いため、基本的にはカートでのフェアウェー走行が可能。さらに、砂地で柔らかいためフェアウェーの起伏は年々変化している。
バンカー砂はビーチと同じもので、一般的なバンカー砂よりきめ細かい。
グリーンにはバミューダ芝を使用。海水がかかり、色が変わっても回復が早いのだそう。

 

1番ホール「元寇防塁」
1番ホール/514Y/Par5。海岸線沿いに造られた軽い右ドッグレッグ。
ティーイングエリアからグリーンまでは緩やかに上っている。
また、このホールには、鎌倉時代に元からの攻撃に備えて作られた「元寇防塁」の遺跡があり、遣唐使がここから海を渡ったという記録も残っている。
海風により松の木がせり出し“空中のハザード”になる。

 

5番ホール「“あるがまま”の地獄谷」
5番ホール/361Y/Par4。フェアウェイセンターに松の木が立つ左ドッグレッグ。
残り100Yの左サイドにも松がせり出しているため、木の手前に付けないよう注意したい。
グリーンの前には深いガードバンカーが待ち構え、左に外すと2~3メートル下まで転がり落ちてしまう。
左サイドの松林は脱出困難な「地獄谷」と呼ばれ、カート道からも“あるがまま”に打たなくてはいけない。

 

8番ホール「難関アリソンバンカー」
8番ホール/166Y/Par3。砲台グリーンを名物の深いアリソンバンカーが取り囲み、砂はビーチと同じくきめ細かいので、入れてしまうと難しいショットになる。
また、“受けグリーン”で、奥からは速くなる。