バックナンバー

#476

赤荻 瞳 渋谷女子インターナショナルスクール(シブジョ) 校長

 

「渋谷から世界に羽ばたく女性を育成する」
21歳で雑誌『egg』を復活させた元編集長・赤荻瞳が26歳で立ち上げたのは、令和の
ギャルたちが集う女子校だ。渋谷から世界を目指すという言葉通り、授業も普通の高校では学べない、SNS動画制作、メイク、ファッション、ダンス、ビジネスなど、独特なものばかり。起業家、クリエイター、グローバルインフルエンサーを目指す意識の高い学生たちが学んでいる。
 
高卒の資格も取得できる通信制サポート校でもあるのだが、赤荻は対面での授業にこだわった。そこにはかつて渋谷でギャルサーを結成し、仲間たちと青春を送ってきた自身の
時代と比較し、今の若者たちは「自由に好きなことを貫いてポジティブに生きる」というギャルマインドを持ってはいるものの、同じ志を持つ人間と集い、切磋琢磨できるような場所がなかったからだ。
 
校長として、生徒たちの家族とも面会しなければならないため、かつてのギャル感は控え目にしているという赤荻だが、今も心はずっとギャルのままであるという。

 

あかおぎ ひとみ

 
1996年9月6日生まれ
埼玉県出身。生まれた時からギャルだったと語る赤荻は、小学生の頃からファッションに目覚めた。高校で渋谷に上京し、ギャルサーを結成するが、バイブルだった『egg』が休刊。ティーンエイジャーのマーケティングを行う広告会社に就職、『egg』のweb版での復活が企画され、自ら編集長に立候補。1年で雑誌としての復刊を実現した。4年で編集長を退任し、渋谷インターナショナルスクールを立ち上げ、校長に就任。これまで
やりたいことをやってこれたのは、渋谷で支えてくれた人たちのサポートがあったからで、これからは恩返しとして、自分が若者たちを支援しなければならないと、そのために彼らが学ぶ場を作ることにつながったと言う。