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#468

髙橋史好 concon株式会社 代表取締役CEO

 

群馬の女子高生が高2の時、インドに単身留学。現地で感じた習慣の違いなどをTikTokに投稿したものがバズり、インドJKとして話題になると、帰国後、慶応大学に入学、様々な起業家セミナーなどに参加。地元・群馬にトゥクトゥクを走らせるプロジェクトを実現、インド人向けYouTubeチャンネルを開設し収益化に成功。そして、昨年インドで生産する1点物のガラスリングを製作・販売するために、会社を設立し、起業家デビューした。
 
インドの水タバコ工場で廃棄されるガラスを再利用すればリングが作れると、工場担当者や職人たちと直接交渉し、契約を結んだ。環境にもやさしく、インドと日本をつなぐ事業を立ち上げる。ターゲットをインバウンドの外国人に定め、昨年末から各地でポップストアを展開、好評を博している。
 
両親とも教員という家庭に育ち、起業家になる目標などなかった髙橋だったが、インドで受け入れてくれたホストファミリーの父親が指折りの経営者で、16歳で単身留学した度胸を気に入り、商談の現場に彼女を同席させ、起業家になるべきというマインドを植え付けてくれた。今もホストファーザーとは交流があり、相談に乗ってもらっているという。

 

たかはし ふみこ

 
2000年11月13日生まれ
厳しく育てられた両親への反発もあり、高校留年が確定するにもかかわらず、インドに単身留学したことが、彼女の人生を変えた。それまで何もなかった自分に、何者にだってなれるという自信を付けてくれたのがインドであり、起業家になる選択をさせてくれたという。帰国後、留年時で受験勉強に専念し、慶応大学に入学。数々のビジネスコンテストに参加し、経営者としてのセンスを磨いてきた。