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#447

坂根千里 株式会社水中 代表

 

地域や他人との触れ合いが減少する今こそ、他人と一体感を味わえるような空間が必要だという坂根。
学生時代から地域活性化に取り組み、現在は東京・国立でスナックを切り盛りしている。
スナックは老若男女が集まって、家庭でも職場や学校でもないが、人同士が、ゆるく繋がれる空間であり、サードプレイスとしての役割を担う。
しかし、そんなスナックが経営者の高齢化もあり、その数は年々減少傾向。
そこで、経営するスナックではガラス張りの明るい店構えにしたり、スタッフの若年化や
明朗会計に取り組むなど、初めての人でも入店しやすい工夫を凝らしている。
その結果、オープン以来、1年間で5000人を超える客が訪れている。
さらに来年、20年以上地元、国立で親しまれたジャズバーを継承し、2店舗目もオープンさせるなど、新たな夜の社交場作りの挑戦を続ける。

 

さかね ちさと

 
1998年 八王子出身
一橋大学社会学部卒業。学生時代からスナックを愛し、卒業と同時に東京・国立市の「すなっく・せつこ」を事業承継し新卒ママとなる。「これからの社交場をつくる」をミッションに、スナック・バーに特化した事業承継を行う。