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#426

鈴木良 株式会社 鬼福 四代目

住む人の幸せを願う厄除けとして、日本式建物の屋根に君臨してきた「鬼瓦」。
しかし需要が減少し、このままでは伝統が廃れてしまうと、瓦の三大産地の一つ、愛知県西三河地方で100年以上「鬼瓦」を専門に作り続けてきた窯元の四代目 鈴木が新たに取り組んでいるのが、「鬼」のデザインを身近な商品に落としこんだ物作り。
そのユニークな商品が注目を集めている。
さらに様々な商品を生み出し、幅広い世代に鬼瓦の持つ意味や伝統を伝えたいとこれからも鈴木の挑戦は続く。

 

すずき りょう

 
1984年 愛知県生まれ
 
鬼瓦専門の窯元の長男として誕生。
名古屋大学工学部卒業。
当初窯元を継ぐ気はなかったが、このまま家業が無くなってしまうのは寂しいと
21歳で跡を継ぐことを決意。
37歳で4代目に就任。以降、「鬼」のデザインをいかした新たな商品開発に取り組む。