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#376

松岡広明 株式会社レボーン 代表取締役

「ロボットにはなぜ鼻がないのか?」
ロボット少年だった松岡がはじめたのは、デジタルやAIを駆使し、
においの「なんとなく」を無くすということ。
嗅覚を解明することで新しい未来を作ろうとしている。
独自開発のセンサーは、人間の嗅覚に近い形で匂いのデータを測定し、
これを蓄積することで「官能検査のIT化」を可能にする。
「官能検査」とは 製造業のあらゆる現場で 製品チェックなどのために
人間の鼻や味覚を使って検査すること。これまでヒトの感覚だけが頼りだったため 
曖昧さや人材育成などで課題があり、IT化できれば革命的なことだ。
視覚・聴覚がカメラや映画などの産業を生み出したように、においの分野を
解明することで新しい産業を生み出したいという松岡が見据える未来とは。

 

松岡広明(まつおか・ひろあき)

1990年生まれ。2004年ポルトガルで行われた第8回RoboCup世界大会に参加し、僅か13歳で準優勝。長崎大学工学研究科へ進学後、主にドローンなどを使った災害時におけるシステムの研究・開発を行う。大学院在学中に、株式会社レボーンを創業。IoTやハードウェア領域における研究開発や、ソリューション開発を行う。