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#237

セキネ トモイキ ドリンクディレクター

バーを現代の茶室と捉え、一杯のグラスの中に自然の情景を再現したアートのようなドリンクを提供するセキネ。京都の彼のバーは連夜外国人客で賑わう。
クラフトジンをベースにさまざまな植物を使って作るドリンクには身近な自然に目を向けて欲しいというメッセージが込められている。空間演出も含めた五感に訴えかける「新しい体験」を提供したいという意図から’ドリンクディレクター’を名乗り、緑茶や出汁など日本の食材をジンと合わせたレシピを開発するほか、ドリンクの値段も客が決めるなど、既存の価値観を揺さぶる数々の挑戦を行っている。
現代の千利休となって、日本の’かっこいい’を世界に届けたいと語るセキネの目指すものとは。

せきね ともいき

1985年愛知県出身
京都にnokishita711とThe Roots of all evilという2軒のバーを経営するほか、セキネのドリンクを体験できるワークショップや各種イベントを開催。
近年では外資系のホテルや海外からのオファーでゲストバーテンダーとして招待されドリンクを提供している。また、ショップのディレクションや商品のプロモーションなども広く手がけている。