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#233

長谷川裕介 Trim株式会社 代表取締役

長谷川が手掛けたのは、施錠ができて完全個室になる可動式のベビーケアルーム。
一畳ほどのスペースがあれば、どこでも設置可能。
一般的な授乳室を作るのと比べると、費用はおよそ10分の1で済むという。
現在、授乳室の数は全国でも赤ちゃん100人に対して1人の割合しかないため、子育て中の親たちにとっては強い味方になっている。
さらに、IoTを取り入れてベビーケアルームの進化も目指す。
大きな特徴は、人の動きを検知したり、表層温度が計れるセンサーがついていること。
将来的には、センサーからわかる利用者のデータを病院や行政機関などと共有することで、親や子どもから体や心の相談、さらにはケアも遠隔でできる仕組みを考えている。
「心拍センサーなどを組み込み、ストレス値を測ることができるようにすることで、利用者の健康被害やDVなども発見できるセーフボックスとして機能させたい」と長谷川は語る。

はせがわ ゆうすけ

1983年10月6日生まれ、神奈川県横浜市出身。広告代理店にてCD / プランナー / コピーライターとして10年間従事。医療系ベンチャーへ転職後CIOと新規事業責任者を経験。今すいてる病院を探せるアプリやストレスチェックアプリなど複数のアプリ開発を行ってきた。
2015年11月、母の他界後できなくってしまった「恩返し」をしたいと母親を助けるサービスを行うTrimを創立。
日本トイレ大賞 内閣女性活躍大臣賞、横浜ビジネスグランプリ 最優秀賞、Open network lab カカクコム賞、キッズデザイン賞など、その他多数の受賞歴をもつ。