バックナンバー

#218

島田舜介 EVERY DENIM 共同代表

国産デニムの産地・岡山で、島田が立ち上げたデニムブランドのテーマ…それは、売り手と買い手の距離を縮めること。例えば、キャンピングカーで全国を回り、一人ひとりに直接自分達で商品を売ったり、生地作りやデザイン・縫製も工場に出向いて職人と対話をしながら進めている。
さらに商品の特徴も独創的。ナイロン素材で防水性能を高めたり、通常はデニムには使わないシルクを取り入れるなど、ブランド独自の挑戦も続く。他にも、生地の元であるコットン作りを種から育てることを企画するなど、すべては長く愛される一着を目指すためだという。そしてブランドを共同運営するのは、実の兄・耀平。兄は東京で企画やマーケティング、営業などを担う。そんな兄弟がデニムを通して大切にしていること…それは「服への愛着」だという。

しまだ しゅんすけ

1994年生まれ。大学への進学を機に岡山のデニム工場を訪問。国産ジーンズの産地・瀬戸内に集積する工場では、世界から高い評価を受ける技術が継承されていることを知る。高い技術の存在を多くの人に知ってもらい、作り手と売り手の距離を縮めることをテーマに「消費されないデニムを届ける」という理念を掲げ、実の兄・耀平と2人でデニムブランド「EVERY DENIM」を立ち上げた。