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#212

福屋剛 株式会社ウィファブリック 代表取締役社長

世界中で大きな環境問題となっている洋服などの廃棄処分。繊維商社で10年間働いた福屋は、その問題解決の糸口となるビジネスを立ち上げた。在庫を処分したいアパレル企業と、それを安く仕入れたい販売店とをつなぐフリマサイトで、在庫商品を企業間で取引できる「スマセル」だ。1日に数万枚という単位で取引できるケースもあり、現在、約3200社が登録している。
環境問題は国内だけの問題ではない。福屋は、世界規模でのサービス展開を目指す。

ふくや つよし

関西外国語大学在籍時、40ヶ国以上を単独で旅する。同時期にURBAN RESEARCHにてショップスタッフ、ニューヨーク留学時にアパレル関連のアシスタントバイヤーとしての経験を積んだ後、瀧定大阪に入社。同社にて約10年間、繊維製品の企画・生産・販売までを一貫して行い、これらの経験の中で、企画・生産され業界内で残ったものが大量に廃棄処分されていくことに疑問を感じるようになる。
商社を退職し、様々な課題を抱える繊維ファッション業界の現状を変えるため2015年3月に起業する。