バックナンバー

#207

田中佑樹 割烹 伊勢すえよし 店主

食べ物の大切さを懐石料理を通して世界に伝えたいと考える田中は、すべての人に懐石料理を味わってもらえるようにと、ベジタリアンやビーガン、グルテンフリー、イスラム教のハラールなど、多様な食文化の人々に対応した懐石料理を提供する。
アルコール成分の入ったみりんや動物性の出汁など日本食には欠かせない素材を使わずに美味しい日本の味を作り出すため、日々の研究に余念がない。
そんな田中が目指す懐石料理の未来とは。

たなか ゆうき

1988年三重県生まれ
服部栄養専門学校卒業後、老舗料亭「菊乃井」での修行を経て、東日本大震災を機に、世界各国の料理店で働きながらその土地の郷土料理を学ぶ。
その時の経験から、自らの地元三重県は伊勢の食材の魅力を再発見し、2015年伊勢の食材を使った割烹「伊勢すえよし」を開店。
様々な食文化を持つ客の要望が増えたことから、ベジタリアンやビーガン、ハラールなどへの対応を始める。