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#191

川越一磨 株式会社CoCooking 代表CEO

小学校の時から「食べ物は残さず食べましょう」と言われてきたはずが、大人になると忘れがちに。そこで食べ物の大切さを思い出すきっかけになればというのが、川越氏が立ち上げたTABETEだ。
それは、飲食店で発生してしまった余剰な食事の情報を店側がウェブにアップ。そのSOSを見たユーザーは、食べ物をウェブで購入し、店でテイクアウトするもので、日本初のフードシェアリングサービスになる。
「飲食店がどれぐらい食べ物を捨てているか一般の人たちも可視化することが重要」という川越氏。
サービス開始から1年で、単にフードロスを減らすだけでなく、賛同してくれた人たちにも変化が出始めている。
さらに、川越氏は世界中の団体で組織されるスローフードユースネットワークにも参加。規格外で廃棄される野菜を農家から集め、定期的にスープを作るイベントを行い、広くフードロスを呼びかけている。
今後、人口の増加に伴い食糧難の時代がくるのではと危惧する川越氏。
「今美味しいと思ってるものを、食べ続けること、食文化を引き継ぎ、食の多様性を守るために今できることがフードロスの削減だ」と考える。

かわごえ かずま

1991年生まれ 慶応大学総合政策学部卒業
和食料理店での料理人修行、大手飲食チェーンでの店舗運営などを経て、2015年12月に株式会社コークッキングを創業。
山梨県富士吉田市にてコミュニティカフェ【LITTLE ROBOT】の立ち上げなどを行なう。
現在は「フードロス問題」に挑戦するフードシェアリングサービス【TABETE】の事業化に取り組む。
料理人兼社会起業家として、未来の食やライフスタイルをクリエイトしていく。