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#150

菅原和利 東京・森と市庭 営業部長

東京の36%は森林。その面積って23区の面積よりも大きい。
東京・奥多摩町で森を研究してきた菅原は、約5年前から、森を活性化させる事業を
手掛ける。
扱っているのは、木々の生長を促すために、切られた間伐材。
短くて軽い間伐材は、扱いも簡単なことからDIYの材料として人気。
さらに、保育園向けの遊具としても、子どもたちの小さな体には使いやすいと好評。
また、幼い頃から木に触れさせる「木育」は、将来、子どもたちが木のある暮らしを
取り入れる原体験にも繋がる。
森自体は「緑のダム」と言われ、水を貯える機能があるため、間伐を行わないと
土砂崩れや水質汚染の原因にもなる。だからこそ木を使う意味を未来につなげていきたい。

すがわら かずとし

1987年生まれ、神奈川県小田原市出身、東京都奥多摩町在住。法政大学人間環境学部在学時から奥多摩町でまちづくりに取り組み、卒業後は同町へ移住。空き家をシェア別荘化する事業などを行う地域プロダクション会社を23歳で起業した後、不動産営業を経て株式会社東京・森と市庭へ合流。同社ではオフィス及び保育園向けに東京産の杉・檜を活かした木製品の商品開発・営業、奥多摩での林業・木育体験などを担う。大の釣り好きで、初釣りは保育園生時代という経歴を持つ。