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#142

宮本明里「暗やみ本屋ハックツ」プロデューサー

暗やみ本屋「ハックツ」。宮本が立ち上げた10代限定の古本屋だ。その名の通り中は真っ暗、懐中電灯片手に本を探す。店に並ぶのは、地域の大人達から寄贈された”10代のうちに読んでおきたい本”。本に添えられたメッセージを読み、若者は本を選ぶ。学校と家庭にしか居場所を持たない10代の若者にとって、本との出会い、地域の大人達との出会いが、第三の居場所となる。

みやもとあかり

1992年、岐阜県多治見市生まれ。
静岡大学在学中は、産学民官共同のイベント「静岡おまちサンタフェスティバル」を立ち上げたり、自らの手で街を良くしていく人を育てる「御祓川大学」を立ち上げたりと、街と人との関係に興味を持ちながら、街づくりのコンサルタント会社に就職。
不登校の中学生の家庭教師をしていた経験から、「学校でも家庭でもない、第三の居場所を『地域』につくる必要がある」と考え、練馬区上石神井で「暗やみ本屋ハックツ」を立ち上げる。
10代に、本や大人との出会いを通した多様な価値観を提供するために奔走中。