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#99

須藤シンジ ピープルデザイン研究所 代表

「福祉用機器はダサい、かわいそう」。そんなイメージを消したい。昔のメガネはダサく、いまはファッションとして定着しているように、福祉機器をカッコよくデザインする須藤シンジ。きっかけは二男が重度の障害を抱え、福祉の現実に直面したこと。健常者と障害者の境を下げ、障害者が働くきっかけにと、イベント会場での障害者の職業体験も実施している。その須藤が目指す福祉の未来とは?

すどう しんじ

1963年生まれ。(株)丸井に14年勤務したのち独立。障害者を特別視しがちな意識をなくすことを目的に、「使いやすさ」だけでなくデザインも優れた福祉機器をつくる「ネクスタイドエボリューション」を2002年に設立。2012年にはNPO法人ピープルデザイン研究所を設立し、東京都渋谷区や神奈川県川崎市と協力し、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた障害者の活動拡大に取り組む。