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#4

石井享 アーティスト

「平成の浮世絵」と言われる石井の作品は、「現代と過去の融合」がテーマ。北斎など過去の美術作品の要素を引用しながら、現代社会の問題をユーモアを交え切り取る。江戸時代、着物の柄を装飾するためにできた「糸目友禅染め」という伝統技法を用いることで、日本人としてのアイデンティティーを際立たせる。300年後の人が自分の作品をどう見るか、彼の視線ははるか彼方を見つめている。

1981年静岡県生まれ。
東京藝術大学美術学部工芸科染織専攻修了後、ロンドン芸術大学に留学。「糸目友禅染め」を用いて「サラリーマン」「都市」などをテーマに作品を制作。国内だけではなく、N.Y.やロンドンなど海外での評価も高い。