「魚が食べたい！」徳島・椿泊漁港でお魚さがし。日本有数の魚種を誇る海で、強い潮の流れに合わせた㊙「底定置網漁」…巨大マダイ＆巨大ヒラメ＆巨大ブリ＆巨大マアジなど次々ゲット。深海の延縄漁では絶品魚ノドグロ＆クロムツも大漁！地元の名店でブリ＆マダイ＆アジ刺身にアカモツ（ノドグロ）とボラのお寿司＆ハモの皮ちくわ＆マダコ炭火焼を堪能。椿泊春の風物詩！川沿いで行われる超珍しいヒウオ漁！とれたて絶品おすまし

アカモツ

アカモツとボラの握り

エダモズク

ハモの皮ちくわ

ヒウオ

ヒウオのおすまし

ブリ

ブリの刺身

マアジの刺身

マダイ

マダイの刺身

マダコの炭火焼き

阿波の海の美味しい魚を食べたい
津野ディレクターが、徳島県東部にある椿泊漁港を調査。漁師の太居雅敏さんにココでしか食べられない美味しい魚を伺うと「マダイ」や「ブリ」との答えが！？
息子の英征さんとともに出港！椿泊の漁場は流れが速く、網ごと流されてしまうので、潮流の影響を受けにくい海底に向かって網を設置する「底定置網漁」を行っている。
この日はブリ、マダイ、ホウボウ、マアジなど数多くの魚が獲れた。

出港からおよそ2時間で港に戻ると、椿泊漁協の組合長から料理を依頼された「椿活珍亭」の廣田福志さんが魚を選んでくれた。
廣田さんによると、椿泊ではブリは必ず血抜きをして鮮度を保つのだそう。
他にも、タコつぼ漁で獲るマダコや、冬になると脂を溜め込み、その脂で目に白い膜が出来るボラ、尾が黄色く脂の乗りも良いアジなどを選定。

深海縄漁で獲れるノドグロを食べたい
漁師の助田武男さんにココでしか食べられない美味しい魚を伺うと、深海の延縄で獲る「ノドグロ」との答えが！？椿泊ではノドグロのことを「アカモツ」と呼ぶそう。

深夜、助田さんの船で深海縄漁に出港！急激に深くなる紀伊水道海底谷を漁場としており、ノドグロが棲息すると言われる水深200m前後の深さの崖に沿って延縄を仕掛ける。
この日はアカモツ（ノドグロ）の他にクロムツ、メナ、タモリなどが獲れ、イルカが泳いでいるところも見られた。

出港から11時間後に帰港し、「椿活珍亭」で助田さん、太居さんとともにコース料理をいただく。
徳島県で獲れる「エダモズク」や「アカモツとボラの握り」、阿南市の郷土料理でハモの皮だけを竹に巻き、醤油・みりんベースのたれを付けて炭火で焼いた、組合長のおすすめ「ハモの皮ちくわ」、「椿泊のブリ・マダイ・マアジの刺身」を堪能！春は桜鯛と呼ばれタイが美味しいと言われるが、椿泊では旬を過ぎてしまうので冬の方が美味しいのだそう。
料理長の廣田さんがタコの壺だしショーを披露！廣田さんによると、マダコは真水が一番嫌いなのだそう。「マダコの炭火焼き」は味付けをせず、そのままいただいた。

春を感じてヒウオを食べたい
椿川を通りかかると木本洋子さんが「ヒウオ」を獲っていた。産卵のために椿泊湾から遡上するヒウオを、四つ手網という漁具を使って獲る椿泊の春の風物詩！
椿川でヒウオ漁を見学。木本さんは、プロ野球の杉本裕太郎選手の祖母だった！？

獲れたばかりのヒウオを、近くの「川口屋」で調理していただく。しっかりと真水で洗い、熱湯の中に入れるとすぐ真っ白に！少しの塩で味付けをした「ヒウオのおすまし」を堪能！
最後に、椿泊漁協の組合長から、椿泊産の天然カットわかめ「阿波の極 ひめ椿」と「天然極わかめ」をお土産にいただいた。

スポット情報「椿活珍亭」
「椿活珍亭」では、地元の食材を使ったお料理コースが1日1組限定の完全予約制で味わえる。
・住所：〒779-1750 徳島県阿南市椿町加茂前66
・電話：0884-33-1077
・公式サイト：http://www.ca.pikara.ne.jp/kachinte/