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遥かなる 深海大冒険2 ~ミクロ生物から巨大沈没船~

遥かなる 深海大冒険2 ~ミクロ生物から巨大沈没船~

「宇宙」と並ぶ、もうひとつのフロンティア「深海」。実は、『宇宙よりも深海の方が行くのが難しい』と語る学者は多い…。宇宙は電波が通じるのに対し、深海は電波が通じない、まさに暗黒の地だからです。人類にとって、その世界を見ることは夢でした――。

BS朝日ではシリーズとして、“深海”を徹底的に掘り下げ、その未知なる世界に迫る番組を放送します。深海研究で世界をリードする「海洋研究開発機構(通称:ジャムステック)」の撮影した希少な深海の映像を紹介しながら、これまで数々の研究成果を発表してきた各分野のスペシャリストが未知なる世界の謎を解き明かし、生き物だけでなく深海で起きている不思議な現象の数々もひもときます。さらに、日本のジャムステックだけでなく、海外の深海研究所が撮影に成功した、貴重な生き物の映像も大公開。
シリーズ第2弾は、豊かな生態系を持つ「日本一深い湾・駿河湾」を特集。そこから深海の魅力を余すところなくお届けします。

◆日本一深く生命豊かな湾・駿河湾

最深部で水深2500メートル。日本一深い湾である駿河湾には、日本近海に生息する生物のうち、およそ43%に及ぶ多くの種類が暮らしているといわれ、まさに「生き物のゆりかご」と呼ぶにふさわしい多様な生態系を誇ります。半世紀にわたり駿河湾に潜り続けてきた水中写真家・中村征夫さんは、浅瀬にも深海生物が現れるところが駿河湾の魅力だといいます。なぜ、駿河湾の深海に多くの生物が生息するのか? さらに、浅瀬にも深海生物が現れる理由は何なのか? その秘密は駿河湾の頭上に燦然(さんぜん)と輝く「富士山」にあるといいます。「駿河湾の多様な生態系」と「ニッポンの象徴・富士山」の関係とは一体!? 今回、ジャムステックが40年にわたって撮影してきた駿河湾深海部の貴重な映像を見ながら、その秘密を明らかにしていきます。そこに登場するのは、迫力満点の深海ザメから摩訶不思議な姿を持つ生物など、駿河湾の生き物の奇妙な生態を一挙に紹介します。また、深海の王者はいったい誰なのか…? 駿河湾を舞台に行われている最新の生態系調査も紹介します。

1ミリ以下の美しきミクロな生き物たちが教えてくれる「地球の未来」

深海の海底は、ほとんどは泥状の砂でできています。実は、その砂の中には人間の目ではとても見えない、1ミリにも満たない生物が多数生息。一見ただの砂ですが、そこにはたくさんの命が潜んでいるのです。そんな1ミリにも満たない生物は、「有孔虫」と呼ばれています。沖縄土産の定番・星砂も有孔虫のひとつです。 有孔虫研究の専門家を訪ねた中村さん。顕微鏡で深海から採取した砂をのぞかせてもらうと、なにやら動く物体が! この小さな物体こそが「有孔虫」です。しかも驚くことに、それぞれの有孔虫がカラフルに光り輝き、美しい姿形をしていたのです。それは、まさに海の万華鏡です。実は、有孔虫は5億年以上前から生息する単細胞生物。有孔虫の成分を研究することで、数千年から数億年前の地球環境をひもとくことができ、現在の地球温暖化、さらには、未来の地球環境をも教えてくれると専門家は語ります。 そんな、深海のミクロな生物・有孔虫研究の最前線に迫ります。

ジャムステックが撮影した深海生物の人気映像を 一挙公開

ジャムステックが40年以上をかけて撮り続けてきた深海映像。総時間は32000時間以上になります。今回、そんな膨大なジャムステックの映像の中から、深海ファンに人気がある映像を紹介。専門家に徹底解説してもらいます。中には専門家も改めて驚愕(きょうがく)した生き物の姿も! 深海生物から深海の不思議な風景まで大放出!

ギョギョギョ!世界の深海で撮影した衝撃生き物映像をさかなクンが徹底解説

魚類解説のスペシャリスト・さかなクンが番組初登場! 世界中の深海研究所が撮影した貴重な生き物映像を見ながら、その不思議な生態を「ギョギョギョッ!」と徹底解説します。深海の生存競争を生き抜くためにその姿を変え進化した奇妙な深海魚から、新種のクラゲやタコまで。さかなクンの深海生物への愛情あふれる独自の目線で、その魅力を語ってもらいます。 さらに、さかなクン直筆、深海生物を描いたオリジナルのイラストも多数紹介。不思議な深海生物の姿に、目がくぎ付けになること、間違いなし!