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#55

赤塚不二夫を作った4人の女たち

ギャグ漫画の傑作「天才バカボン」。赤塚不二夫は「読むとバカになる」といわれながら、「リコウよりバカが英雄なのだ」と描き続けた。それはなぜなのか? そこには、満州で生まれた子供時代の心を忘れない思いがあった。
「バカボンのパパが理想の男性像」という赤塚。そして、「完全なバカになる」途方もない努力をしてきた。これは、母・元妻・2番目の妻、そして娘をも巻き込んだ“希代の天才ギャグ漫画家・赤塚不二夫”の一代記である。この作品をひもとくと、今の日本が見えてくる!