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“ゲゲゲの鬼太郎” 水木しげる~妖怪漫画家が見た天国と地獄~

人気アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の原点は紙芝居だった?
ゲゲゲの女房が今明かす、結婚秘話とは!
そして水木家に残された秘蔵映像をもとに昭和を駆け抜けた奇才の素顔に迫る!!

 
2015年11月、この世を去った漫画界の巨匠・水木しげる。「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」などを世に出した、妖怪漫画の第一人者だ。妖怪文化を現代によみがえらせ、自らの戦争体験に基づく戦争の悲惨さを、漫画を通して人々に伝えてきた。
しかし、彼が漫画家として売れるようになったのは43歳のとき。それまでの人生は、まさに不遇。学校では落ちこぼれ、戦争では片腕を失い、戦後は安定した仕事に就けず極貧生活が続いた…。
そんな世の中の辛酸をなめ尽くした水木だが、常に模索してきたのが「人間の幸福はどこにあるのか」ということ。不遇な環境から一転、地位と名誉を得た水木にとって幸福とは何だったのか? 水木が残した言葉や漫画など多くの資料をもとに、水木しげるの半生を振り返る。