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#252

妻を失い…傷だらけの熱血おやじ 築250年の屋敷との別れ 

今回の依頼者は、茨城県かすみがうら市で暮らす狩野平左衛門岳也(かのうへいざえもんたかや)さん、60歳。立派な名前から察せられるように、代々続く名家の跡取りです。家も立派で、かやぶき屋根の屋敷は何と築250年。しかも9LDKと広大です。ここに一人で暮らすたかやさんの悩みは、各部屋にあふれた大量のモノ。ダイニングには食料や雑貨が、和室には服や趣味のモノが散乱しています。こうなったのは1年前に最愛の妻・ともこさんを亡くしてから。すっかり意気消沈したたかやさんは、片付ける気力を失っていました。
訪れたやましたさんが真っ先に「処分すべき」と言ったのは、ウィッグ。ともこさんが、がんの闘病中に付けていたモノです。「がん患者の女性は望んでウィッグを付けるわけではない、その気持ちを分かってあげてほしい」。たかやさんは涙をこぼしてウィッグを処分。これで気持ちが吹っ切れたのか、次々にモノを処分していきます。そんな中、たかやさんから思わぬ言葉が。「家は民泊にでもしてもらって、自分は別の土地に移住したい」。先祖から受け継いだ家と土地を手放して、狩野家という家系を断ちたいと言い出したのです。「家系の断捨離」という前代未聞の挑戦。果たしてその行方は…?