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#234

生前のまま“放置された家”見て見ぬフリから脱出せよ

今回は、築50年ほどの一軒家で暮らすしょうこさんの断捨離。この家は祖父母の代に建てられ、両親、兄としょうこさん、娘と4世代の思い出が詰まっています。祖父母や数年前に亡くなった両親のモノも多く残されたままで、自分ではどうして良いかわからない、と番組にSOSが届きました。きれい好きだった祖母の時代は何もないスッキリした空間でしたが、モノが捨てられない両親の代になり、家具もモノも増え始め、廊下にも置かれるほどになっていったそう。書道や音楽、絵画と多趣味だった両親の部屋には作品や道具が大量に置かれたままの状態です。遺されたモノへの思いもあるが、自分と兄の代になり、この先、娘の代になった時、このままでは負担になる…と一念発起して断捨離を決意しました。
「祖父母や両親の遺したモノの“判断の保留、行動の保留”が今の暮らしを生きづらくしている」とやましたさんは指摘し、最初に取り掛かったのは予想外の玄関。ふと見れば、枯れかけた観葉植物が…。それは無意識に見ないように、気付かないようにしていた場所でした。不要なモノを取り除き、短時間の断捨離で玄関は光が差し込む空間へと変化。それを目の当たりにし、実感したしょうこさんは、次なる場所のキッチンでも、判断の保留を次々解除していきます。目指すのは、親しい友人たちを招き、笑い声に包まれるような生き生きとした家。4世代の家族を見守り続けた家を断捨離でよみがえらせることはできるのでしょうか?