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#1950

「どこへでも行き、生きて帰ってこられる」 新型ランドクルーザー250と70

独自の技術や高いパフォーマンスにより、世界中からカリスマ的人気を得ている日本車がある。日産GT-RやスバルWRX、ホンダのタイプRシリーズなど、いくつもその名が浮かぶ。いっぽうで、信頼性の高さにより、世界中から引く手あまたの日本車もある。時に人の生命がかかっているような過酷な状況のもと「生きて帰ってこられること」を第一義とした車だ。トヨタ・ランドクルーザーとはそうした車たちの筆頭に挙げられる。終戦まもない1951年、当時の警察予備隊向けに開発された「ジープBJ型」は、1954年に初めて「ランドクルーザー」を名乗り、これまで70年以上の歴史を重ねてきた。最新の、日本国内におけるランドクルーザーは、2021年に登場したフラッグシップの「300」に続いて、2024年、これまでのプラドを引き継ぐ「250」と、およそ10年ぶりに日本市場への再導入が決まった「70」が発表された。ここに“ランクル”3モデルのラインナップが完成したのである。今回は新しい250と、復活を果たした70を紹介したい。
 
登場車種:トヨタ ランドクルーザー 70 / 250
出演:松任谷正隆 / 中村昌弘(CG副編集長)