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#1944

クラシックかプリミティブか 今でも乗れる自動車世界遺産

イギリスの、伝統ある多くの自動車メーカーやブランドが、今や海外メーカーの傘下にある。彼らの持つ最新技術を取り入れてモダナイズしつつ、イギリス車は自らの価値を高めてきた。ロールス・ロイスやミニしかり、ベントレーやアストン・マーティンしかり。ここに登場するモーガンも、クラシックな佇まいはそのままに、パワートレインなど最新技術を手に入れた。現代の道を走る姿はまさに“クラシック・ミーツ・モダン”といったところだろう。しかし、今もハンドビルドにこだわり、台数を追うことはしない。
いっぽう、最新技術を取り入れながら、その姿や生産方法を大きく変えることなく、むしろとことんシンプルであることで我々の心を惹くメーカーがある。ケータハムだ。
今回は創立115周年を迎えたモーガンから、6気筒エンジンにワイドボディの「プラスシックス」を、ケータハムからはその車名がパワーウェイトレシオを表わす最新モデル、「340R」を紹介しよう。
クラシックかプリミティブか。あなたならどちらを選ぶだろうか。
 
登場車種:モーガン プラス シックス / ケータハム セブン 340R
出演:松任谷正隆 / 中村昌弘(CG副編集長)