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#1917

JAIA 輸入車試乗会 2024 注目車8台を「イッキ乗り」

日本自動車輸入組合、通称ジャイアが主催する大試乗会の季節がやってきた。これまで番組で紹介しきれなかったモデルや、日本上陸間もない最新の輸入車が、同じ条件でいっきに比較試乗できる、またとない機会なのである。
現在は1台につき80分という試乗時間のなかで、機材の取りつけから試乗インプレッション、さらには車を乗り換えて、ふたたびコメントしながら走るという具合で、スタッフも前へ後ろへと大騒ぎだ。
そこは多少なりともじっくり向き合えるよう、今回は2台ずつ、4つの組み合わせで8台の最新輸入車を紹介したい。

 


 

#1917 JAIA 輸入車試乗会 2024 注目車8台を「イッキ乗り」
今回は、松任谷正隆とCG副編集長・中村昌弘氏が、JAIA 輸入車試乗会に参加する。
日本自動車輸入組合、通称JAIAが主催する大試乗会の季節がやってきた。これまで番組で紹介しきれなかったモデルや日本上陸間もない最新の輸入車が、同じ条件で一気に比較試乗できるまたとない機会なのである。
貴重なスポーツモデルから実用的なEVまで、日本車にはない個性をあれこれ楽しんでみたい。

 

イベント公式サイト:https://www.jaia-jp.org/ja/news/shijokai42/

 

ポルシェ 911 GT3 RS
9000回転まで許容し、最大525馬力を発生する4リッター自然吸気エンジンを搭載したこの車は、いわばナンバーのついた究極のサーキット仕様。7段PDKが組み合わされており、ドラッグリダクションシステムや大型のリアウイングを備えている。

 

ポルシェ 911 ダカール
ドライブモードには砂利道や草地、泥濘地用のラリーと、砂地やガレ場用にさらにリフトアップするオフロードが追加されている。
試乗した松任谷は「このパターンのタイヤにあるまじきロードノイズの少なさ、それとスムーズさ。これは相当素晴らしいタイヤですよね」と称賛!
中村氏は「目線の高さと路面のコンタクトしてる部分が、ちょっといつもの911と違う」との評価。

 

ヒョンデ コナ ラウンジ
かつてランボルギーニでムルシエラゴやガヤルドを手掛けたルク・ドンカーヴォルケ氏が、エクステリアデザインを担当している。
松任谷は「乗り味が優しい感じ。普通に乗ってたらかなり洗練された印象を持つかもしれませんね」と述べた。
中村氏は「走りがプレーンというか普通っぽくていいなと僕は思った」との感想。

 

BMW iX1 xDrive30 Mスポーツ
一見内燃エンジン仕様と変わらぬエクステリアだが、よく見ればフロントのキドニーグリルが塞がっている。
松任谷は「ザラっとしてる記憶があったんだけど、全然してなかった。ものすごく滑らかです」と語った。
中村氏は「ブーストってパドルを押したらアクセラレーターの反応が敏感になりました。一瞬の加速が欲しい時に使うみたいです」とのこと。

 

ASF ASF2.0
フラットな荷室やLED照明、デジタルメーターパネルといった装備の一方で、衝突被害軽減ブレーキや衝撃吸収ボディの採用など、安全面での充実もうたう。
松任谷は「専門職な車なんでしょうね。もうちょっとでもドライバビリティは良くしてほしいよなぁ」と意見した。
中村氏は「背が高くて飛ばす気はしないんですけど、街乗りぐらい、配送とかに使う分には十分じゃないんですかね」との見解。

 

BYD ドルフィン ロングレンジ
日本市場のために右側ウインカーレバーや国内の多くの立体駐車場におさまる1550mmという全高に調整されている。
松任谷は「これ相当好きです。うまく言えないけど、車らしいって感じがあるのがいいんでしょうね」と絶賛!
中村氏は「普通のドルフィン、レンジ長くない方に乗ったことあるんですけど、乗り心地はこっちのほうが高級感がある」と驚き!

 

BMW 523i エクスクルーシブ
i5には標準装備となる後輪操舵を行うインテグレイテッド・アクティブ・ステアリングと、アダプティブサスペンションというオプション装備が与えられている。
松任谷は「大きい車の動きをしますよね。ゆったりゆらゆらって感じですかね」とコメント。
中村氏は「5m超えの車なのにもはや軽快感すら感じちゃいますね」と感心!

 

ランドローバー ディフェンダー130 アウトバウンド D300
全長は5m30cmに届かんとする長さで、真横や斜め後ろから見た姿は一層強い存在感を放つ。
松任谷は「とてもディーゼルとは思えない。巡洋艦のような海を渡る船ですね、これは」と形容した。
中村氏は「エンジンの存在を奥に感じるぐらい静かです。すごい静かで高級な車になっちゃったぞ」と驚嘆!

 

試乗後の感想は?
本日試乗した8台の魅力について、松任谷とCG副編集長・中村氏が語り合った。
中村氏は「モーターになって嬉しいはずなのに、今日のディーゼルとかでおおーって思っちゃう。昭和の感性も引きずりつつ、新しいものも受け入れていかなくちゃならない」と締め括った。