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#1729

究極のハイパーカー ケーニグセグ登場

今年のジュネーブショーが流れてしまったことは前回お伝えしたとおりだが、今回ご覧いただく後編の中には誰も予想し得なかったような、まさに革命的なエンジン情報が含まれている。それは、日本の軽自動車用と同じくらい小さくて軽い3気筒(排気量は2.0だが)のターボで、なんと“カムシャフト無しで”バルブを思うままに作動させるという。“フリーバルブ”と名付けられたそれは、600馬力のハイパワーと扱いやすさを両立させたもので、まずはハイブリッドのスーパーカー用として登場した。そのクルマの名はケーニグセグ・ジェメラ。2000年に初めて実車を発表した、スウェーデンのケーニグセグというスーパーカーメーカーは、いまや大注目なのである。