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#1688

メモワール “F-50とジラール・ペルゴの世界”

今回は、1995年、フェラーリF-50がジュネーブショーデビューを果たした当時の復刻版。あの時、フェラーリのブースで社長のモンテゼーモロ氏から紹介された人物が、ジラール・ペルゴという時計会社の社長で、そのG.P.を訪問することになるまで、ほんの数分しか要さなかったように思う。ジュラ山脈の一角ラショードファンという美しい町にあるその工場(マニファクテュールという)は、時計好きであっても門外漢にすぎない僕たちを実にやさしく迎えてくれたのであった。最近のCG(5月号とクラシック2号)でOBの吉田 匠さんが大のG.P.党であることを知った。CEOのマルカーゾ(いまは故人)に会えたこともきっと羨ましく思うことになるだろう。