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#1665

WRC2018 エピソード ‘ヤリス’ことヴィッツの実力

いまいちばんワクワクするモータースポーツは、世界選手権のかかったラリー、すなわちWRCではないかと思う。久方ぶりに復帰したトヨタが大活躍しているから、という単純な理由からではない。昔とは違って、参加メーカー全社が走らせる“WRカー”というやつ、それぞれがコンパクトカーをベースにしていることもいいし、その小さな1.6ターボが380馬力ほども発生して、想像を絶するほどキビキビと動く(らしい)ことも実に魅力的だ。それって“スポーツカーの理想要件”であり、同時に“正しいスポーツ道具”でもあるハズだ。その感触と手応えを想像しつつ2018年WRCの実情を(すこし)。