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「DoTEフェス」
#308
暦に集う
2024年11月24日(日)よる8:54~9:00
木や森のよさを伝える 崎川哲一(さきかわ・てついち)33歳
未来につなぐエール
2024年11月24日(日)午後6:54~よる7:00
「オランダ船で巡る アジア歴史探訪クルーズ ~長崎・釜山・上海~」
#415
世界の船旅
2024年11月23日(土)午前9:30~9:55
報道・ドキュメンタリー
株式会社セコマ 代表取締役会長 丸谷智保 前編故郷の丘からの風景がくれた 「何とかなる」の思い
#85
トップの源流
2024年11月23日(土)よる6:00~6:30
世界一周クルーズで味わう食の楽しみ
#404
飛鳥物語II
2024年11月23日(土)午前9:55~10:00
BS朝日エピソード0~コンテンツ開発秘話~
番組ホームページで紹介しきれないウラ話や苦労話、コンテンツ開発秘話などをご紹介していきます。
BS朝日無料見逃し配信
放送終了後、期間限定で無料配信中!見逃し配信はTVerで!
地方創生DX「発信と体験」
~芸とおもてなしの文化~ あなたの知らない花街の魅力をご紹介します。
今回、工藤は熊本県阿蘇市の牧羊農家・佐藤智香(ちか)さんの元に訪問。 阿蘇の大草原で羊を育てている。 佐藤さんは就農10年目、牧羊3年目。 前職では自動車のデザイン関連の仕事(カーモデラー)に携わっていた。 しかし、故郷の危機が彼女の気持ちを変化させる。それが平成24年7月に発生した九州北部豪雨。 被災した阿蘇を目撃した佐藤さんは、自らの手で故郷の自然や豊かさを守りたいと就農を決意する。 そんな彼女が考えた末に辿り着いたのが、羊の放牧によって阿蘇の大草原を守る試み! そこには未来にも郷土の美しい風景を残したいというピュアな「夢」があったのだ。 そして、工藤は佐藤さんと共に、羊の世話や放牧のための仕事をお手伝い! いつもの農作業とは一味違う、初体験の連続に苦労しながらも、牧羊の魅力とその重要性を、身を持って感じていく。 番組最後は、阿蘇の自然が育んだ羊肉をソテーにして頂く。佐藤さん考案の「阿蘇高菜」の種から作った特製マスタード(阿蘇タカナード)を添えて、野趣溢れる味を堪能する!
FILE58 1000年先もこの風景を残したい 羊と共に阿蘇を守る羊飼い 今回、工藤阿須加がやって来たのは熊本県阿蘇市。就農3年目の牧羊農家・佐藤智香さん(36歳)を訪ねる。「阿蘇さとう農園」の代表として4名のスタッフと牧羊を営んでいる。3棟のハウスで子羊を40頭、牧草地で成羊を60頭、合計30haで約100頭を飼育している。
<阿蘇さとう農園> ・住所:〒869-2222 熊本県阿蘇市西町725 ・公式サイト:http://www.aso-satofarm.com/
大草原を守りたい!阿蘇の牧羊農家 羊は従順で扱いやすく、設備などの初期投資や維持費が牛に比べて10分の1と経済的だったため飼育を決めた佐藤さん。前職は大阪でカーモデラーの仕事をしていたが帰郷し、祖父母の農地を受け継ぎ就農。3年前に牧羊に行き着いたのだそう。
子羊の餌やりをお手伝い 子羊には穀物など消化の良いものをあたえ、胃の消化能力が十分になるまで餌の管理をしている。餌やりは1日2回。その際、餌を食べに寄ってくる時の歩き方とスピードを観察しているのだそう。2歳ごろまでは寄生虫などの感染症の危険があるので、餌を与える時にしっかり注視することが重要!
牧羊農家へ転身するきっかけとなった出来事 2012年7月に起きた九州北部豪雨で、壊滅的な被害を受けた阿蘇を目の当たりにし、自分の手で故郷の豊かさを守りたいと思った。 佐藤さんが将来の大きな夢について語った。
羊が阿蘇を守る!その理由とは? およそ60頭の成羊が放牧されている大草原へ。阿蘇の大草原は年に1度の野焼きによって1000年以上も保たれてきた。野焼きをすることで害虫を駆除し、毎年新たな野草が山を覆う。その野草を食べる家畜を放牧することで、フンが堆肥になり、平野部の田畑を豊かにしてきた。 しかし、この草原は存続の危機を迎えているのだそう…。その理由とは!?
餌やりで体感!羊のパワー 大人の羊は牧草が主食だが、飼料で栄養を補給する。餌を求める羊に囲まれた工藤は「もうみんなスゴいね!これ体幹しっかりしていないとできない!」と驚いた。 また、羊毛は燃えにくい性質があるため、炎から人を守るマントの開発を考えているのだそう。
羊の爪切りのお手伝い 東海大学で40年以上羊の飼育技術を研究した、羊のエキスパート・實田正博さんに羊の爪切りを教えていただく。まずは、羊のお尻を地面につけ、両膝で固定をする保定をしてから作業開始。剪定バサミの刃は外側に向けて使用する。蹄の先端をカットして泥を掻き出し、よく伸びる外側の硬い部分を切っていく。 年に3回の爪切りは脚の健康を守る重要な作業なのだそう!
柵の設置をお手伝い 新たな放牧地を囲うため柵を設置する作業をお手伝い。鉄製の網を支柱にくくりつけて囲いを作る。羊が逃げないよう隙間無く縛り付けていく。これにより、放牧エリアを限定し計画的に食べさせることで、牧草の成長を管理し荒廃を防ぐのだという。 数百種類の草やハーブが自生する阿蘇の大草原。この豊かな牧草地が良質な羊肉を育んでくれる。
羊肉加工場を見学 牧羊を始めて2年目に完成した羊肉加工場へ。場内には真空パック器や冷凍肉スライサー、冷蔵庫、冷凍庫などが揃っている。羊肉の半身はおよそ7キロ。肉はもちろん、骨はスープ、内臓はハムやソーセージになり、余すところがないのだそう。
羊肉が高級フランス料理フルコースに! 佐藤さんの羊肉は、ホテル日航熊本のフランス料理レストラン「レ・セレブリテ」で、熊本の食材で作るフランス料理フルコースのメインディッシュとして提供されている。利用したお客様からも「全然臭みがなく柔らかい」と大好評なのだとか! 工藤は建設費・飼育維持費を支える資金源について伺った。
<ホテル日航熊本> ・住所:〒860-8536 熊本市中央区上通町2-1 ・電話:096-211-1111 ・公式サイト:https://nikko-kumamoto.co.jp/
阿蘇の大草原で育った羊肉を堪能! 脂身がなく柔らかい、高級で希少部位のヒレ肉を、阿蘇山の溶岩で作ったプレートでミディアムレアに焼き、シンプルに岩塩をかけていただく。阿蘇高菜漬けやマスタードも羊肉との相性抜群! 阿蘇高菜の種で作ったマスタード「阿蘇タカナード」は、5年間で4万個を売り上げたヒット商品!商品開発のきっかけを伺った。
<今回いただいた料理> ・阿蘇の羊のヒレ肉 ・阿蘇高菜漬け ・阿蘇タカナード
牧羊を始めて3年 故郷に対する想いとは? 佐藤さんが阿蘇に対する想いと、今後の展望について語った。
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今回、工藤は熊本県阿蘇市の牧羊農家・佐藤智香(ちか)さんの元に訪問。
阿蘇の大草原で羊を育てている。
佐藤さんは就農10年目、牧羊3年目。
前職では自動車のデザイン関連の仕事(カーモデラー)に携わっていた。
しかし、故郷の危機が彼女の気持ちを変化させる。それが平成24年7月に発生した九州北部豪雨。
被災した阿蘇を目撃した佐藤さんは、自らの手で故郷の自然や豊かさを守りたいと就農を決意する。
そんな彼女が考えた末に辿り着いたのが、羊の放牧によって阿蘇の大草原を守る試み!
そこには未来にも郷土の美しい風景を残したいというピュアな「夢」があったのだ。
そして、工藤は佐藤さんと共に、羊の世話や放牧のための仕事をお手伝い!
いつもの農作業とは一味違う、初体験の連続に苦労しながらも、牧羊の魅力とその重要性を、身を持って感じていく。
番組最後は、阿蘇の自然が育んだ羊肉をソテーにして頂く。佐藤さん考案の「阿蘇高菜」の種から作った特製マスタード(阿蘇タカナード)を添えて、野趣溢れる味を堪能する!
FILE58 1000年先もこの風景を残したい 羊と共に阿蘇を守る羊飼い
今回、工藤阿須加がやって来たのは熊本県阿蘇市。就農3年目の牧羊農家・佐藤智香さん(36歳)を訪ねる。「阿蘇さとう農園」の代表として4名のスタッフと牧羊を営んでいる。3棟のハウスで子羊を40頭、牧草地で成羊を60頭、合計30haで約100頭を飼育している。
<阿蘇さとう農園>
・住所:〒869-2222 熊本県阿蘇市西町725
・公式サイト:http://www.aso-satofarm.com/
大草原を守りたい!阿蘇の牧羊農家
羊は従順で扱いやすく、設備などの初期投資や維持費が牛に比べて10分の1と経済的だったため飼育を決めた佐藤さん。前職は大阪でカーモデラーの仕事をしていたが帰郷し、祖父母の農地を受け継ぎ就農。3年前に牧羊に行き着いたのだそう。
子羊の餌やりをお手伝い
子羊には穀物など消化の良いものをあたえ、胃の消化能力が十分になるまで餌の管理をしている。餌やりは1日2回。その際、餌を食べに寄ってくる時の歩き方とスピードを観察しているのだそう。2歳ごろまでは寄生虫などの感染症の危険があるので、餌を与える時にしっかり注視することが重要!
牧羊農家へ転身するきっかけとなった出来事
2012年7月に起きた九州北部豪雨で、壊滅的な被害を受けた阿蘇を目の当たりにし、自分の手で故郷の豊かさを守りたいと思った。
佐藤さんが将来の大きな夢について語った。
羊が阿蘇を守る!その理由とは?
およそ60頭の成羊が放牧されている大草原へ。阿蘇の大草原は年に1度の野焼きによって1000年以上も保たれてきた。野焼きをすることで害虫を駆除し、毎年新たな野草が山を覆う。その野草を食べる家畜を放牧することで、フンが堆肥になり、平野部の田畑を豊かにしてきた。
しかし、この草原は存続の危機を迎えているのだそう…。その理由とは!?
餌やりで体感!羊のパワー
大人の羊は牧草が主食だが、飼料で栄養を補給する。餌を求める羊に囲まれた工藤は「もうみんなスゴいね!これ体幹しっかりしていないとできない!」と驚いた。
また、羊毛は燃えにくい性質があるため、炎から人を守るマントの開発を考えているのだそう。
羊の爪切りのお手伝い
東海大学で40年以上羊の飼育技術を研究した、羊のエキスパート・實田正博さんに羊の爪切りを教えていただく。まずは、羊のお尻を地面につけ、両膝で固定をする保定をしてから作業開始。剪定バサミの刃は外側に向けて使用する。蹄の先端をカットして泥を掻き出し、よく伸びる外側の硬い部分を切っていく。
年に3回の爪切りは脚の健康を守る重要な作業なのだそう!
柵の設置をお手伝い
新たな放牧地を囲うため柵を設置する作業をお手伝い。鉄製の網を支柱にくくりつけて囲いを作る。羊が逃げないよう隙間無く縛り付けていく。これにより、放牧エリアを限定し計画的に食べさせることで、牧草の成長を管理し荒廃を防ぐのだという。
数百種類の草やハーブが自生する阿蘇の大草原。この豊かな牧草地が良質な羊肉を育んでくれる。
羊肉加工場を見学
牧羊を始めて2年目に完成した羊肉加工場へ。場内には真空パック器や冷凍肉スライサー、冷蔵庫、冷凍庫などが揃っている。羊肉の半身はおよそ7キロ。肉はもちろん、骨はスープ、内臓はハムやソーセージになり、余すところがないのだそう。
羊肉が高級フランス料理フルコースに!
佐藤さんの羊肉は、ホテル日航熊本のフランス料理レストラン「レ・セレブリテ」で、熊本の食材で作るフランス料理フルコースのメインディッシュとして提供されている。利用したお客様からも「全然臭みがなく柔らかい」と大好評なのだとか!
工藤は建設費・飼育維持費を支える資金源について伺った。
<ホテル日航熊本>
・住所:〒860-8536 熊本市中央区上通町2-1
・電話:096-211-1111
・公式サイト:https://nikko-kumamoto.co.jp/
阿蘇の大草原で育った羊肉を堪能!
脂身がなく柔らかい、高級で希少部位のヒレ肉を、阿蘇山の溶岩で作ったプレートでミディアムレアに焼き、シンプルに岩塩をかけていただく。阿蘇高菜漬けやマスタードも羊肉との相性抜群!
阿蘇高菜の種で作ったマスタード「阿蘇タカナード」は、5年間で4万個を売り上げたヒット商品!商品開発のきっかけを伺った。
<今回いただいた料理>
・阿蘇の羊のヒレ肉
・阿蘇高菜漬け
・阿蘇タカナード
牧羊を始めて3年 故郷に対する想いとは?
佐藤さんが阿蘇に対する想いと、今後の展望について語った。