放送内容

#53

祖母の野菜の味を守りたい! 動物たちと暮らすセカンドライフ

今回は、京都府福知山市の農家・小林伸輔さん・加奈子さん夫妻のもとへ。
現在、就農6年目。夫婦でコメやトマトなどを栽培している。
もともと伸輔さんは会社経営、加奈子さんは学習塾を経営していたが、農家だった加奈子さんの祖母が他界、後を継ぐため大阪から移住し、農家として第二の人生を始めた。
 
就農1年目、2018年の西日本豪雨では川が氾濫し、田んぼや収穫を2日後に控えたトマトが壊滅的な被害を受けた。トマトは加奈子さんにとって離乳食の時から慣れ親しんだ祖母の味。その味を守るため、祖母と同じように樹上での完熟にこだわり、さらにオリジナルの農法も編み出した。丹念に育てたトマトだけで作るジュースは、蔵で半年間熟成させてから出荷。大手百貨店でも取り扱われている。
就農して手に入れたヤギやブタたちと暮らす第二の人生を小林夫妻は謳歌している。
 
最後は、工藤がコンバインに初挑戦して刈り取ったコシヒカリの新米と、とろまるナスとひき肉の炒め物をいただく。
 

 


 

FILE53 祖母の野菜の味を守りたい!動物たちと暮らすセカンドライフ
今回、工藤阿須加がやって来たのは京都府福知山市。就農6年目の小林伸輔さん(59歳)と、小林加奈子さん(56歳)を訪ねる。夫婦で主に米とトマトを栽培しており、全部で6ha(100m×600m)の農地で米を栽培し、2ha(100m×200m)の農地で野菜を栽培!
小林さんは化学肥料の窒素成分を5割以下、対象農薬を5割以下に抑えて栽培する「特別栽培米」のコシヒカリを作っている。

 

夫婦共に経営者から農家に転身
夫の伸輔さんは大阪で雑貨卸売を経営し、妻の加奈子さんは大阪で25年間学習塾を経営していた。福知山の農地は加奈子さんの祖母が営んでいた畑で、後継ぎがいなかったことから就農を決意したのだそう。現在は伸輔さんが米、加奈子さんが野菜を担当している。

 

稲刈りをお手伝い
コンバインの入り口を手作業で稲刈りしていく。カマを引いて根元を刈るのがポイント!
小林さん夫妻に農業を始めたきっかけを伺うと、福知山で作る野菜の味に確信したため、2018年に移住して就農を果たしたのだそう。

 

工藤がコンバインで稲刈りに挑戦
およそ800万円で購入したコンバインはセンサーで米の食味や水分量も分かる最新式!効率よく収穫するためには機械への投資も必要とのこと。
操作方法を教えてもらい、工藤も挑戦することに!15aでおよそ600kgの米が収穫できる。

 

就農1年目で味わった農業の厳しさ
就農1年目の2018年に起こった西日本豪雨により、トマトハウスが全部水没し、米も牧川の氾濫で全滅した。かろうじて収穫できたトマトで作ったジュースは、その後商品化され人気商品に!

 

動物に囲まれたセカンドライフ
動物と暮らす小林夫妻の自宅へ案内していただいた。動物好きな加奈子さんは犬2匹・豚2匹・ヤギ2匹・鶏4羽を飼っており、夢だった動物に囲まれた生活をしていた。ヤギのアラレちゃんを連れてお散歩へ!

 

祖母の野菜の味を守りたい
加奈子さんは赤ちゃんの頃から祖母の作る完熟トマトを食べて育った。祖母が守ってくれた畑で農業をするならトマトしかないと思い、現在、9棟のハウスでトマトや季節の野菜を栽培している。
祖母の味を受け継ぐためのこだわりとは!?

 

災害から生まれた絶品トマトジュース
自宅に隣接する蔵へ移動すると、そこには完熟トマトで作ったこだわりのトマトジュースが!トマト以外に余計なものを使わず作られたトマトジュースは、半年間貯蔵することで味が変わる!?
熟成前と熟成後のトマトジュースを工藤が飲み比べ!さらに、もう一つのこだわりとは!?
このトマトジュースは高島屋をはじめ全国に出荷されており、小林ふぁ~むのオンラインショップでも販売している。

 

<小林ふぁ~む>
・住所:〒620-0981 京都府福知山市字上小田175番地
・電話:0773-21-5810
・公式サイト:https://cobafarm.com/

 

採れたての新米を釜炊きで!
小林さん夫妻の自宅庭で、釜炊きのご飯ととろまるなすを使った料理をいただく。
まずは、米だけで食べてみた工藤が「米で米が食えるぜ!」と感動!とろまるなすとの相性も抜群の新米を堪能した。

 

<今回いただいた料理>
・釜炊きの新米
・とろまるなすとひき肉の炒めもの

 

小林さん夫妻にとって農業とは…?
小林さん夫妻が農業に対する想いを語った。