放送内容

工藤阿須加が行く
農業始めちゃいました

今年、自分でも農業を始めた俳優・工藤阿須加が、
脱サラして一念発起し農業を始めた転身者のもとへ!
“イマドキ就農のリアル”を追います!

 

今年から自分でも夢だった農業を始めた工藤が、農業転身者のもとを訪れ、実際に作業もお手伝い!農業をしてる人たちの想いをもっと知りたい!農業を始めたことで分かったこと、味わった苦労、喜び…“イマドキ就農のリアル”を追います!

 

近年、農業へ転職する人が増えているという。彼らはなぜ今、農業を始めるのか?イチから農業を始めるのは、かなり思い切った人生の決断。そこで、「農業のことをもっと知りたい!」と思っている工藤が、農業を職業にしたことで初めて分かったこと・味わった苦労・得た喜びなどを、同年代の就農者のもとを訪ね、質問する。年齢が近い者同士だからこそ聞き出せるホンネを通し、【農家へ転身した様々な若者の“就農のリアル”】を浮き彫りにしていく。

 

 

今回訪れたのは、山梨県南アルプス市。脱サラしてキュウリ栽培を手がけているご夫婦のもとへ。作っている農作物を見せてもらい、工藤さんも農作業を学びながら【就農・農業の色々なリアル話】を伺っていきます。ご自宅にもお邪魔させてもらい、【自分で作った農作物を使った料理】をご馳走になったりしながら…【リアルな田舎暮らし面でのお話】も色々と伺っていきます!

 

土に触れ…風を感じ…「命の糧」を育む厳しくも優しい自然と対話しながら
食物の尊い営みを知る。そんな暮らしの基本が農業にはあふれていまいます!
番組には、現代人が失いつつある生きるヒントがたくさん隠されています!!

 

 


工藤阿須加さんコメント

 

「番組を見終わった後、大きな一歩を踏み出すというよりは、小さな一歩を踏み出す勇気をもらえるような、そんな番組になっている気がします。今回訪れたご夫婦の言葉は希望に満ちあふれているし、農業に対する思いや取り組みは農業に挑戦したいと思っている方にとっても、すごく良い教材になるはず。ぜひ、ご覧ください」

 

―工藤さんと農業の繋がりとは?
僕は生まれてすぐ体が弱かったんです。薬の投与での治療も可能でしたが、両親は良い環境で暮らし、食事で治すという選択をしてくれました。僕にはそれが合っていたようで、病気知らずといっていいくらい体が丈夫になりました。幼いころから母が体に良いものを食べさせてくれて、食べるものが血となり、肉となり、骨となる。食べるものの大切さを僕も当時から意識していたと思います。
それと父(元プロ野球選手・工藤公康)は、体が資本の仕事をしていたため、母が色々と勉強をして、栄養士さんや大学教授など、全国の専門家の方に会いに行くのに、僕もよく同行していました。そこでさまざまな問題を聞くことで、自分に何ができるのか、何をすべきか、何を守るべきなのか…。いろいろなことを考えたときに、“農業”という選択肢がずっとありました。

 

―実際に農業を始めた時期は?
去年の4月5月と、新型コロナウイルスの影響で自分と向き合う時間が多くありました。そこで農業についてもお金や時間に余裕ができたら始めるのではやりたいことが実現できないんじゃないかと思ったんです。30歳から始めて、10年の間にストーリーやプロセスを作り、40代を迎える。お金がいくらかかろうが、自分の生活がどれだけ厳しくなろうが、農業を通して届けたいものがあると思ったときに動くべきだと。それで今年から農業を開始することにしました。今お世話になっている農場には3月から研修生として参加していて、一区画を任せてもらっています。

 

―俳優業と農業の両立についてご両親、特にお父様の反応は?
ちょっとうらやましいって言っていましたし、「俺も手伝いに行くよ」と言ってくれました。実際、僕が行けなかったとき、畑でいろいろと作業してくれたみたいです。

 

―今回のお宅に伺って学んだことや気づいたことはありますか?
熱量がすごかったです。新しいことにチャレンジしたり、環境を変えたり、それも農業という自然が相手で、さらに何の保証もない世界に飛び込んだわけですから。めげることなく、一つ一つ目標を立てて、ひたむきにやってきた結果が今すごく実を結んでるそうです。お二人の人柄がとても素敵でした。

 

―この番組の出演依頼が来たときの感想は?
全国のいろんな農家さんのところに行って、いろんな話を伺える。さらにそこで、たくさんのことを学べる…。そんな贅沢な番組があるんですか!って思いました(笑)。僕は以前から、全国各地に農業の仲間が欲しくて、この番組がそのきっかけになると思い、ワクワクしました。いまは何事もリモートで済ませることが可能ですが、画面越しでは伝えたいことを伝え切れない気がして。目と目を合わせてお話が出来ることがうれしかったです