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4K放送開始9カ月!「いよいよ追い風が吹きつつある」
2019年8月29日、都内で「新4K8K衛星放送開始9か月~『別世界』は今~」の記者会見が開催されました。
冒頭で一般社団法人 放送サービス高度化推進協会(A-PAB)・福田俊男理事長は、受信可能化機器の普及が7月に150万台を突破したことに触れ「いよいよ追い風が吹きつつある」と力強く挨拶。A-PAB担当者からの最新市場調査結果の報告等に続いて、“4K8K推進キャラクター”の深田恭子さんが登壇し、深田さんが登場するCM、認定放送事業者各局の番宣映像上映、番組ガイドの紹介が行われました。深田さんは、「CMは4Kで撮影したのですが、画質がきれいですべて見えてしまうようで緊張しました」とちょっぴり恥ずかしそうにコメント。
さらに、10事業者の代表による番組紹介コーナーでは、BS朝日・角南源五代表取締役社長らが各局のオススメ4K番組をPR。「全国高校野球選手権大会 決勝」、「世界水泳アーティスティックスイミング」、「無用庵隠居修行3」「土井善晴の美食探訪」などをアピールしました。
質疑応答では「来年の東京オリンピックまでに4Kテレビを買うか」というアンケート結果をもとに、「新4K8K衛星放送」の受信可能機器は約715万台に達するという見通しも発表されました。
一般社団法人 放送サービス高度化推進協会(A-PAB)
福田俊男理事長コメント
前回4月の発表会においては受信可能化機器の普及が足踏み状態という悩ましい報告をさせていただきました。しかしながらよく考えてみますと、2000年のBSデジタル放送のときの状況に比べ、悪い状況では決してありません。5月末までには100万台を突破し、そして7月には150万台に達するという状況になり、7月単月で22万8000台という状況になっています。いよいよ追い風が吹きつつあるな、というふうに素直に受け止めているところであります。普及が進んでいる要因としては受信機器の選択肢が増えてきたということが一つ、さらには来年の東京オリンピック・パラリンピックまで、あと1年というタイミングに来たということであります。
我々としましては今、放送が厳しい環境に置かれている中ではありますけれど、新しいメディア、新しいサービスをいかに定着させていくのか、そうした責務を改めてひしひしと感じています。改めてご支援、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
BS朝日・角南源五代表取締役社長による一問一答
Q:4K放送への取り組みを教えてください。
A:BS朝日ではスポーツの4K生中継に力を入れています。先週は全国高校野球選手権(夏の甲子園)」の決勝を4Kで中継いたしました。球児の表情や頬を伝う汗、それから突き抜けるような青空。こういったところを2Kの放送とはまた別のカメラワークでお伝えいたしました。先月行われました「世界水泳アーティスティックスイミング」。こちらはまさに4K映えするコンテンツです。水しぶきのひとつひとつを精細に映し出しまして、競技の魅力を余すところなくお伝えしました。
直近に予定しておりますスペシャル番組としましては、9月13日に水谷豊さん主演の時代劇「無用庵隠居修行3」を放送いたします。時代劇には欠かせない光と影を、4Kならではの高精細な表現でお送りしたいと思っております。どうぞご期待ください。
Q:レギュラー番組はいかがですか?
A:「土井善晴の美食探訪」ですね。10月から「土井善晴の美食探訪 美味しいに決まっている店」としまして、さらにパワーアップしてまいります。立ち昇る湯気、滴る肉汁とかですね、そういったまさに、「シズル感」といいますか、“目で味わう”料理番組と言えると思います。
その他にも多彩な4Kのスペシャル番組、レギュラー番組を積極的に放送してきたいと思っております。
多彩なジャンルの番組で別世界へ!「BS朝日4K」どうぞご覧ください!